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──このカップを洗ったら洗濯を干して、犬にご飯をあげよう。まてまて、今日の午後は天気どう…
自分を野生動物だと思っている。 地平線より下にある太陽を感じて夜明け前を知り、風に内包さ…
客席からこちらを見る目、目、目。 練習とは違った雰囲気に高揚しているクラスメイト。 その中…
「ねえねえ。4枚もタオル持ってっていいんだってよ!どれ持っていこうかなあ」 娘のハトちゃ…
ある日、私が鼻歌を歌いながらリビングへ行くと、さっきまでアニメ映画を見ていた娘のハトちゃ…
きっかけは、100円ショップでスケジュール帳を買ってあげたことだった。いつもは行かないショ…
お腹のおへそがある辺りを、ゆっくりクルクルとなでる。ぽよんとしていて、パジャマの上からでもほんのりと暖かさが伝わってくる。 クルクルくるくるなでている。 もうかれこれ、小一時間。 なでているのは、娘のハトちゃんのお腹。 ハトちゃんは、肩をふるわせて嗚咽しながら、とめどなく涙を出している。お腹にも力が入ったり、抜けたり。 その瞬間は、突然やってくる。 見落としてはいけない、と思っている。 思えば、その片鱗はあった。 不安定なまばたき。 物を置くときの音。 扉の開け閉め