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お引っ越し。

3/10に町田プレハで開催したワンマンの振り返りもままならないまま、急に思い立って決めた4〜6月の怒涛のライブ期間を乗り越え、6/28に練馬FAMILYにて引っ越し前最後の関東ライブを終えたところで力尽きてしまっておりました、はるかぜです。

本日7/12。3年と少しの間、妹と暮らした神奈川のお家を出ました。一度も喧嘩のない、とても愉快な暮らしでした。収入も体調もメンタルも不安定な姉と3年以上楽しく暮らしてくれて、妹には感謝しかありません…。最後の1ヶ月、8年ぶりに妹2人と3人で一緒に過ごしたのも本当に面白かった。毎日のように、くだらないことでゲラゲラ笑ってた。もう二度とないんだろうな。人生のご褒美みたいな時間でした。

そんなことを考えていたら、またすぐ来るのになんだかとても寂しくなって、ほろほろ泣きながら、時折思い出し笑いもしながら、妹二人への手紙を書き置き。近所に住む大家さんへお菓子を持ってご挨拶へ行き。荷物は先週ほぼ運んでしまったので、残り少ない私物をキャリーケースに詰め、ギターを背負って家を出て、これまでに何度も往復した東海道線に揺られている今です。

ここで「皆さまありがとうございましたお世話になりました」と書きたい気持ちもあるけど、ここに書くのはなんだか違うような気もしています。別に住んでいる場所が変わるだけだしなあ、みたいな。もちろん挨拶は大事だけど、それなら個別で連絡すべきだよなあ、とか。
そんなふうに思っていたので、ワンマンを終えた時点では引っ越すまでにこんなにたくさんライブをやるつもりは全くなかったのですけれども、まあいろいろあってやりたくなり、詰め込んでしまいました。笑

スケジュール的にはしんどかったけど、やって良かったな!と思っています。全部ではないけどお世話になった箱にちゃんとお礼の挨拶もできたし、やめないよ!また来るよ!の意思表示もできた。何よりライブに足を運んでくださる方、配信で見てくださる方に直接「ありがとう」と言えたのがわたしはとても嬉しかったです。自己満足かもしれないけど、やっぱりありがとうって言いたかった。言えてよかった。言わせてくれてありがとうございました。

神奈川に、横浜に引っ越して来なかったらきっと出会えていなかったであろう方が本当にたくさんいます(いや何においてもそうなんだけど)。だから、結果として静岡に帰ることを選択したけれど、この時間が遠回りだったとも無駄だったとも全く思いません。もしあのタイミングで静岡を出ていなかったら、都会のミュージシャンや都会そのものに対して未だコンプレックスみたいなものを拗らせていただろうしなあ…なんて。

来たからこそ、都会で活動することの楽しさやしんどさを実感として得ることができたし、世の中には素晴らしいミュージシャンが本当にたくさんいて、それを一口に音楽活動と言えどその形は人の数だけあるんだな、あっていいんだなってこともわかった。県外に好きな場所や「帰る」場所ができたし、県外に出たことで元々好きだった静岡をより好きにもなった。自分が大切にしたいものも、少しずつ見えてきた。そして何より(?)、常に人が多いこと(特に朝夕の満員電車)が自分にとって、かなりしんどいものだったということもよく、本当によくわかりました。これが実にしんどかった。笑

…とまあ長々と語っておりますが、8月と11月にそれぞれ関東ライブがありますし、9/29には板橋ファイトでの音楽朗読劇があります。よかったら遊びに来てください。もちろん静岡でのライブも!10/12,13の藤枝音楽祭もありますし!いつでもどこでもお待ちしています。

そして7月は少しお休みします。部屋を整理したりとか、諸々の手続きとかね、しないとだし。最近のSNS(とくにX)がなんだか本当にきついので、あんまり浮上しないかもしれないけれど、告知などはしんどくない範囲でやっていくつもりです。

住んでいた部屋には妹たちが引き続き住むし、わたしが戻るのは実家だし、関東でライブをしなくなるわけでもなければ、音楽活動を休止するわけでもない。なんだかぬるっとした一区切りだなあと思いつつ、でもこれは間違いなくわたしの人生における一区切りです。まあ、こういうのも別に悪くないよな。むしろわたしらしいかもしれない。
これからものんびりのんびり、休み休み、できるだけ長く、良い音楽を続けていけたらいいなあ。これからもよろしくお願いします。

ここまで読んでくださりありがとうございました。また会えたら、観てくれたら、聴いてくれたらうれしいです。はるかぜでした。



(ちなみに先ほど妹から、指輪忘れてるよとラインが来ました。大事な大事な指輪を2つとも置いてきてしまったようです。ほんっと、そういうとこだよ…)

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