「孤独」ってなに?
豆腐三姉妹のわざわざラジオのトーク内容の一部を紹介しています。第2弾のテーマは「孤独ってなに?」です。
豆腐三姉妹のわざわざラジオとは
実の姉妹ではないが、顔や性格が若干似ている(色白で豆腐系、毎日会っても飽きないさっぱり系)豆腐三姉妹が、普段話さない・答えがない・わざわざな問いについて話すラジオ番組です。長女はぶんちゃん、次女はさえぴん、三女は私です。
前半は内容ほぼそのまま、後半に収録後記があります!
どういうときに孤独を感じる?
ぶ:まず、広辞苑で意味を見てみようか。みなしもの、仲間のないことひとりぼっち・・・後者だね。
ゆ:最近ふたりが孤独を感じたのはどんなときですか?
ぶ:あんま感じないな、最近。
さ:孤独に種類があると思ってて、今年30歳になるんですけど、この20代の10年振り返って、昔感じてた孤独と今の孤独が違うと思っていて。もっと若いときは、ネガティブなものだと思ってた。ひとりぼっちのぼっちにネガティブな意味合いを感じるじゃん。ひたすら、それに問い続けた20代だったなあと。
ぶ:一般的にネガティブな意味だよね、孤独。
さ:不安な感情やもやもやを人に話すんじゃなくてノートに書き留めてて、それを読み返していたときに、すっごい孤独を書き綴ってきたんだなって思って。それを読み返したときに今思うとちっぽけなことというか。今はそれを自分のものにできるようになった。感情をハグしてあげたくなった。
ぶ:いいね。私が最近孤独を感じてない気がするって言ったのは、自分の中に何人かいるからだと思う。ハグされるとハグをする自分がいるから。
ゆ:2年前とかは人とのつながりを飢えていて、予定が入ってないと人とのつながりがないんじゃないかって不安になってたけど、最近は飢えなくなった。
実家に22年間、シェアハウス1年半住んで、今はひとり暮らしをしているんだけど、ひとり暮らしの一晩目はこんなに静かですっごいさみしくて、そのときがすごく孤独を感じたなー。あとは友人と1泊2日の旅行に行って帰ってきたときは、数時間なんだけど、心の寂しさを感じる。
さ:わかる、うちに遊びに来てて、帰ったあととか。
ゆ:ひとり暮らしをすると、自然と孤独になれるなって。誰かと暮らしていると、外から勝手に入ってくる情報に思考を使うから、自分に向かないんだよね。ひとり暮らしだと全部自分が選ぶからかな。ひとり暮らしをしてから孤独に慣れて、つながりを求めすぎず独りの時間を楽しめるようになった。
どうやってつながりとの距離感をとってる?
さ:孤独を受け入れるとか向き合うとか、それをしていったほうがいいとかいうじゃない。具体的にどうやればいいのか、正解ないよね。気づいたときにこれ向き合えてたなってなる。
ゆ:人だからさ、人とのつながりに飢えちゃいけないけど大切にするってのはあって。いいつながり、孤独を単に埋めるつながりというか、マイナスを0にするかプラスにするかは難しいよね。
ぶ:つながりとの距離感ね。
ゆ:扱う、襲われるんじゃなくて、その気持ちをコントロールする、距離感をとるのは大切。
さ:いい関係でいられるしね。
ぶ:いい距離感って、どうやったら掴めるんだろうね。
さ:人によるよね。
ゆ:最近つながり、人との距離感できるようになったみたいなのはある?
ぶ:違和感の早期発見かなあ。もうひとりの自分が出てくる。つながりすぎると『ひとりの時間がほしいな』『じゃあ銭湯にいこうか』とか、会話してる。
さ:(笑)リトルぶんちゃんがいるわけか。今でこそ人と会わないから、調整するのは簡単だけど、こうなる前はどうしても人に会うことが多くなっちゃってた。そういう意味で、今は人に会うほうが大変ってすごい状況だよね。
ぶ:この状況だからこそ、孤独が自分にとってどういうことなのか、人との距離感はどれくらいがいいのか、みたいなチューニングができそう。
さ:孤独ってネガティブなものと捉えがちだよねっていってたけど、この3人はそうじゃないよね。
ぶ:すごくありがたいことだよね、健やか。積極的なつながりがあるからこそ、孤独を愛せているんじゃないかな。安心な孤独というか。
さ:後ろにつながっている人がいるから、絶対この人たちの関係は大丈夫みたいな保障はある。
ゆ:年をとってもつながっていきたいなと思える人、よりかかれる人が増えてから、むやみやたらに連絡とったりしなくなったかも。いいタイミングで会ったりつながったりする。
さ:わかるー、自分が手紙を送ろうと思ったタイミングで来たりする。
孤独を感じていてつらいですっていう人がいたら、どういうアドバイスをする?
ゆ:私は、一時期「孤独」という言葉をつく本をひたすら読んでて。孤独はネガティブなものでいなくなったほうがいいんだって思ってたけど、どの本にも、孤独はずっとあるものだから、それを付き合うことが大切、内面と対話することって書いてあった。
ぶ:内面とお話しましょうっていっても無理だから、本とかからがいいのかもね。
さ:題名に孤独って入ってなくても孤独の話になる本もよくあるよね。
ゆ:愛系もそうだよね。さえぴんのおすすめ方法はある?
さ:とことん孤独を感じる。これ以上の孤独ってないってなったら、孤独じゃなくなるしかないから。
ぶ:孤独ってなったら、大丈夫だったりする。つらいけど、大丈夫だった。孤独の意味が変わるかもね。孤独に没入する、みたいな。
安心感のある人間関係ってどうやったらできる?
ぶ:ある程度自分を出せるときに思うんじゃないかな。3つか4つくらい自分をわかってくれているコミュニティがないとだめなんだよねー。
ゆ:ふたりとか3人とかでもいい?
ぶ:うん、大丈夫。だから、家族と職場とあとひとつかふたつとかか。
さ:私、そういうコミュニティは3人ばっかりなんだよね。
ゆ:弱みを見せたって思うとよりかかれる関係になるんだよね。自分にも色んな面があったりするじゃん、その人にふたパターンの自分を見せると勝手に安心したりするかも。
収録後記
実は約1年前に孤独をテーマにしたnoteを書いてました。ざっくり要約すると、『孤独と不安』とはずっと付き合っていかないといけないもので、「本物の孤独」が深く、「前向きな不安」が強ければ強いほど、素敵に生きていけるという話。そして、特に心に残しておきたい大切にしたほうがいいことを3つだけ抜粋。
・自分の体と向き合う、自分の体の声を聞く。そのために自然に身を置く
・他者と出会い、他者とつきあうことが、『孤独と不安』に対する練習にもなる。そして、人間はわかりあえなくて当たり前と思う
・年を取れば取るほど『孤独と不安』は増していくから、若いうちにそれに耐える練習をしておいたほうがいい(その方法としてとある本の中ではひとり暮らしを勧めていた)
うーん、考えれば考えるほど深まっていく「孤独」。noteとかTwitterとかで三姉妹に話して欲しいテーマをコメントいただけたらうれしいです。
ちょっとでも、あなたの心にひっかかったら。