睡眠を劇的に良くする夜瞑想

今回のnoteは夜の瞑想についてです。前回、前々回では瞑想の基本と朝瞑想について書きました。瞑想はいつやっても効果があります。夜に行う瞑想にはどのような効果があるのか調べました。

夜眠れない人

夜眠れない事に悩んでいる人がいます。横になり頭を枕につけた途端に思考が暴走してしまい眠れなくなる。止まらない思考によりイライラしたり不安になったりしてしまう。眠らなきゃと焦って余計に眠れなくなる。いわゆる不眠症です。ひどい時には睡眠導入剤に頼らないと一睡もできない程です。

明日は大事な会議があるからしっかり寝ておかないと。どうして眠れないんだろう。このまま朝まで眠れなかったりしたらどうしよう。疲れてるはずなのにどうして眠れないんだろう。もうこんな時間だ。これじゃあ3時間しか眠れない。はやく眠らなきゃ。こんな時間に寝たら寝坊しちゃうかな。起きられなかったらどうしよう。このまま寝ない方が良いのかな。きっと明日もつらいんだろうな。

そんな事を考えているうちに朝になってしまいます。薬に頼らずに自然に眠れるようになりたいなら瞑想がおすすめです。睡眠を妨げる要因は色々あります。そちらの改善をするのが先決ですが、生活習慣を急に変えるのは難しい場合が多いです。しかし瞑想なら今日から始められます。

夜瞑想が向いてる人

夜瞑想は不眠にお悩みの方以外にもおすすめです。例えば、朝は瞑想する時間が無い人、瞑想すると寝てしまう人、座る瞑想が苦手な人、朝も夜も瞑想したい人などです。自分に向いてるのが朝瞑想なのか夜瞑想なのか知りたくてお試し的に夜瞑想をしている人もいます。

夜瞑想のやり方

夜瞑想も座って行う人もいますが、私のおすすめは布団に横になって行う瞑想です。寝る準備を全て終わらせて電気も消して、いつ寝ても良い状態で瞑想を始めます。そのまま寝てしまい気付いたら朝になっていた、というのが理想です。ヨガの屍のポーズ(シャバーサナ)でリラックスすることから始めます。

足は肩幅くらいに開いて、腕は体から少し離して手のひらを天井に向けて脱力します。奥歯の噛み締めも解いて、眉間のしわも緩めて、全身を脱力させます。その状態でしばらくゆっくりと深呼吸をします。思考が暴走を始めたら呼吸に意識を戻します。呼吸によって肺や胸やお腹が動くことに意識を向けます。

過去の出来事や明日への不安はどこかに忘れて、今ここにだけ意識を向けます。呼吸を数えるのも良い方法です。吐く息ごとに10まで数えて、また1に戻って10まで数えます。それを繰り返します。思考が暴走している時は呼吸を数えることができません。呼吸を数えられている時は今ここに集中できている証拠です。

夜瞑想の効果

瞑想と睡眠に関する論文によると、睡眠に入りそうな時の脳波と瞑想中の脳波は共にα波が出ています。α波が出ている時はリラックスしている状態で、不安レベルが下がり精神状態が安定しています。瞑想でリラックス効果が高まり睡眠の質が良くなります。疲れが取れるので翌日は活動的に過ごすことができます。昼間にしっかりと活動する事で、夜の眠気が正常に強まります。

寝る前にリラックスした体の状態が作れると副交感神経優位になり自然と呼吸が深くゆっくりになり、瞑想初心者でも深い瞑想状態に入りやすいと言われています。もちろん睡眠と瞑想は違いますし、何も考えずにボーッとする事と瞑想も違います。しかしそういった細かい違いは置いといてリラックスして眠れることを優先しましょう。

今回のnoteは以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。次回も読んでくれたら嬉しいです。また次回お会いしましょう。

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