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目を凝らして耳を澄ます

隣町の和菓子屋さんがテレビで特集されていた。
餡は機械が練っているが、その機械が練る音の変化で餡の状態を見極め、一番良い出来に仕上げるのだとか。

その時の職人の様子が映し出されていたが、静かだけど燃えるような集中力であり、それは職人だから出せる技の一つだと思った。

そのようにしてできた物がこちら。

餡子が見えなかった…

三色団子 わらび餅 いちじく大福



こちらの店のフルーツ大福は、毎月その時の旬のものに変わるようで、9月はいちじくだった。

目を凝らし耳を澄ませて
出来上がった餡子が少しだけ見える



いちじく+生クリーム+餡子のバランスがとても良かった。全てが口の中に入っても、それぞれの味を感じられるって凄い。

大福の生地も、地元米の小麦粉を使ってこだわり抜かれたものであり、柔らかく伸びがあって口溶けがとても優しかった。
職人の愛を感じた。



職人とは少し違うが、医療従事者も
「見て 聞いて 感じて」
救命処置にあたる事がある。
そして日々の業務で大切なのは「観察力」。
プラスαで身に付けたいのは「発想力」。


今年定年を迎え再雇用職員になった、柴犬シバンバンそっくり元主任さんが新人時代の先輩の話。

手術や検査などで使った医療器具を滅菌するオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)という機械があるのだが、機械の背面から出る温風でドライフラワーを作り、滅菌が終わった後の機械の高熱を利用して蒸かし芋を作ったそうだ。

発想が凄い。
そのために、生花とアルミホイルに包んださつまいもを持参するのだから。

もう40年以上も前の話になるため今では考えられないことだが、

A病院の中央材料室内で看護師数名により、オートクレーブを使用し、ドライフラワーや蒸かし芋を作っていたという事実が発覚しました。

きっと、今だったらニュースになってしまうかもしれない。



OTTOの実家付近を運転していると、じぃじ(義父)にそっくりな背格好の人をよく見かける。
車の窓を開けて「じぃじー!」とつい声を掛けて手を振りそうになるのだが、そうか、じぃじはもういないんだ…と思う瞬間が本当に寂しい。

じぃじが亡くなった後、船のエンジンが故障した。修理依頼中だがまだ手をつけられていない状態であり、しばらく釣りに行けそうにない。


たいちゃん和栗粉だんご(港にて)

たいちゃんの中身は和栗餡‼︎


日々、色々ある。
目を凝らして耳を澄ますともっと色々感じるかもしれない。
そして、誰かが発案した美味しい物、楽しい物、新しい物には積極的に触れていきたいと思う。





noteでの出会いに感謝します
                 ☺︎マティ☺︎

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