【環境②なぜ騙されてしまうのか~洗脳~】 【前提】
【環境②なぜ騙されてしまうのか~洗脳~】
【前提】
・このノートは環境に所属する前の仮弟子の方や、環境に所属して1年未満の方のために書いています。
・環境で違法行為は行われていません。
・合法の範囲内で上手に洗脳、心理学のテクニックを使っています。
・だからこそ、知っておくことが最大の防衛手段です。
・騙されてしまうの定義は自分が目指すべき目標と違う場所に誘導されてしまうことです。
※そのため環境での成功(ノート1冊目参照)を目指している方は騙されていません。
・夢のため、成功するためと言いながら、なぜ高額なサプリを購入してしまうのかを説明します。
【参考文献】
このノートは文春新書『マインド・コントロール』(岡田尊司著)を参考文献として書いています。
【マインド・コントロールとは】
マインド・コントロールが上質な物であればあるほど、コントロールを受けた者は、自分が望んでそうすることにしたのだと感じる。
『マインド・コントロール』P16
【洗脳の原理】
『マインド・コントロール』第6章より抜粋
①情報を制限する。または過剰にする。
②脳を慢性定期に疲労状態におき、考える余力を奪う。
③確信をもって救済や不朽の意味を約束する。
④人は認められることを望み、裏切ることを恐れる。
⑤自己判断を許さず、依存状態に置き続ける。
【具体的な事例2件】
1オウム真理教では
①施設で隔離することで情報を制限する。施設で宗教の教えを叩き込む。
②荒行をさせることで寝かせず、脳を疲労状態にする。
③救いをとく(麻原彰晃の教えに従えば救われる)
④宗教施設の中で長くすごすことで、組織の中で認められる行動をとるようになる。
⑤オウム真理教の善悪で動くようになり、環境のトップ麻原彰晃の意見を絶対視するようになる。
2朝鮮戦争で共産党に捕まったアメリカ人捕虜の場合。
①監禁し、一切誰ともコミニュケーションを取らせない。
②斜めになっているベッドを使わせて熟睡させない。
(熟睡したらベッドから落ちる)
③数ヶ月誰ともコミニュケーションを取らせず、自我崩壊寸前まで追いつめたあと、共産党のすばらしさを教える。
④コミニュケーションを与えてくれる人のために行動するようになる。
⑤ロボットのように、共産主義の中承認される行動を取るようになる
(アメリカの批判をして、中国共産党を賞賛するようになった)
このように基本的に洗脳は隔離や拘束から始まります。
【環境では】
次に環境ではこの5つの原理がとのように行われているか説明します。
①セミナー、塾に『自主的に』参加することで環境の教えを学んでいく。土日の半分がつぶれるためほかのコミュニティと疎遠になる。
②成功するために努力し『自分』で睡眠時間を削り脳を疲労状態にする。
③成功するための特別な商品が師匠から勧められる。
④チームメンバーや、師匠に認められる行動を取るようになる。
⑤環境の望む行動を率先して取るようになる。
一つずつ説明していきます。
①情報の入力を制限する、または過剰にする。
情報の入力を制限するために環境で教えられていれのが
・全国セミナー参加の要件の一つ『一人暮らし』
・成功するために『成功者に相談する』
・『師匠の言うことは絶対』
・メンバー同士で相談するのは望ましくない。
情報を過剰に与えるための環境の教えが
・全国セミナー参加の要件の一つ『土日のセミナー完全参加』
・セミナーを受けたあと気づきメールの提出
・電話ホウレンソウ(師匠とのつるみ)
・外部セミナーの受講(べー○ック)
②脳を慢性的な疲労状態におき、考える余力を奪う。
環境のメンバーになると
・土日のセミナーへの参加
・セミナーを受けたあとの気づきメールの提出
・現場で新規メンバーを勧誘する
・毎日の電話ホウレンソウ
・毎日の日報の提出
・環境の飲み会
・師匠とのつるみ
・新規パートナーの個人レッスン(塾)に一緒に参加
・3系、6系以上のセミナー参加
・5系列以上の仮弟子への個人レッスン(塾)
・早起きの推奨
・一時的なダブルワーク推奨
・読書、運動などの自己投資
※私が所属していたチーム独自のメニューもあります。
昼間働いている時間以外で、これらの作業が自分の時間を削っていきます。
環境の活動に熱心であればあるほど、睡眠時間は削られ、脳は正常な判断ができない状態になります。
同時に友達家族と会う時間も削られます。
これらの環境の教えはほのめかす形で与えられます。
『こうした方が成功しやすいよ』
『自分は成功するためにこうやってきた』
強制されることはありません。
それらの努力ができない者はやる気がないなら辞めるように言われます。
①②は仕込みの段階、騙されやすい状態を作っています。
一番大切な部分でもあります。ここが上手にできなければ商品を買わせることはできません。
③確信をもって救済や不朽の意味を約束する。
成功するための特別な商品を『自分から』購入することです。
これがつまり嘘です(※環境で成功したいなら別ですが)
このサプリメントを特別にしているのは、今まで寝る間も惜しんでがんばってきた『自分』の努力です。
人は金額が高い物の効果を高く考えます。また人はなかなか手に入らない物に高い価値を感じます。
『自分で』弟子入りした師匠から、成功するための大切な商品であると言われたこと、それを『自分で』購入することで高額なサプリが成功するための救いになります。
④人は愛されることを望み、裏切られることを恐れる。
環境に所属して、努力し続けられる人は、素直で前向きで人間的に魅力があります。
環境で成功するために努力すると、そんな人たちに応援されます。
また商品を買うと師匠に認められます。
自分のセルフイメージが高くなります。
一方で、セミナーに参加し、環境の活動を一生懸命行う中で、相談できる友人はいなくなり、一人暮らしをすることで家族とも疎遠になります。
また、セミナーでは家族、友人と一時的に疎遠になる活動を武勇伝として語られます(暗に正しい行動と言われています)
信頼できる相談先は師匠に限定されます。
仲のよい友達や家族は、しばらくったってから勧誘した方がよいと言われます。
最初に家族、友人を勧誘しようとすると抵抗にあいメンバーを連れもどされてしまう可能性があります。疎遠になってから勧誘すればうまくすれば商品購入者が増えるし、もしだめでも環境を信頼している状態なので本人は家族友人の言葉より環境を選び、家族、友人から完全に切り離すことができます。
つまり環境に『どっぷりつかる』状況ができあがります。
相談先が師匠以外完全になくなり、環境の中で評価される行動をより『自分で』とりはじめます。
⑤自己判断を許さず、依存状態に置き続ける。
寝ないで同じセミナーを何度も受けて、相談できる相手もいなくなり、環境で評価される行動をとり続ければ、自分で判断しているといいながら、環境で望ましいと言われる行動を考えずに繰り返す人形のようになっていきます。
【自分が源】
環境で最初に教えられる『自分が源』という言葉はとても優秀です。
洗脳の最初から最後まですべてに強い影響を与えています。
自分で睡眠時間を削り洗脳されやすい状態を作りながら、騙されていると悩んだ時の強烈な対抗作用になり、さらに環境を合法的な組織にしています。
【結論】
・環境の活動は合法なので誰も守ってくれせん
・自営のために知識をつけないと、知らず知らずハマってしまいます。
・そのかわり、『自分から』洗脳される行動をやめれば簡単に環境は辞めれます。
・長く環境にいる人、1年以上環境で活動している人のためにこのノートは書けていません(深い洗脳状態にいるため言葉が届かないか、すでにコミュニティが壊れてしまっているので原理が分かっても環境から離れられません)
・そうなる前に自衛していただければ幸いです。
以上が誰も騙さないのに騙される環境の仕組みになります。
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