野球選手という仮装

ハロウィン。
私にとってはなんの日でもないが、子供達にとってはやはり「仮装をしなければならない」ぐらいの気持ちで使命感が伴う日のようで、保育園から帰るや否や、何の仮装をしよう、と真剣に考えていた。

家にはいわゆる仮装グッズ等はないので、私の黒いワンピースやベレー帽でコウモリなどはどうか、ハロウィンぽいし、と提案してみたら意外と乗ってくれ、早速着替えたものの、なんか違う、と言いたげに首を傾げていた。

模索した結果、野球選手の仮装をすると言い、家にあるライオンズのユニフォームやら帽子やらバットやらを引っ張り出して着用し、鏡を見てしっくり来た様子をみせた。
兄にも同様の仮装を勧め、満悦したふたりはユニフォーム姿でおやつを食べていた。

はたから見ると、ライオンズファンの食事風景にしか見えない。日本シリーズの狭間の、よいひとときだ。

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