月一の発酵酒

発酵酒をつけはじめた。

シナモン林檎酒と苺酒。

これからどんな風味を醸し出すのかたのしみだ。

そんな今日、私にも発酵酒が届いた。
いつも、届く一週間前には、
ぶくぶくと蓋が破裂しそうなサインが来る。

今回はどんと痛みが来て、頭がぼーっとするタイプ。
そして、睡眠を促す。とりあえず、横になれと。

見事に酔っ払った。
そして、シンプルにくだらないドラマ見たり、
漫画読んだりさせてくれた。

これまで、難しい本読んだり、哲学的なこと(わたしはなぜ死にゆくのか)とか考えてたけど、
「どんどこ腹の痛み太鼓」さんがくると、
なんか、一気に体感的に「答え」みたいなのがわかる。

この月一の生死が好きだ。
見えないけど、
何かを生み出す壮大なの働きがこの体内で起きては、
そこで生み出されたものが排出され、
また海へと帰る。
そんな壮大さをわたしは「痛み」とか「眠気」でリアルタイムで経験できる。
実際に触ったり、成長が見られるわけじゃないけれど、ひと月の間でのさまざまなコラボレーションがこの結果を生み出していることに、赤ん坊を抱いたかのような感動を覚える。

よく考えてみると、ご飯と納豆と味噌汁を飲んで、何かしらの作用が生活が起きて、身体の一部になっていくかんじも同じだ。

わたしは、
とんでもないすごい「モノ」「身体」に生きている。

「生理」という「月」とともに歩くリズムを持つことができて、花の蕾が閉じたり開く気持ち、日の出日の入り、汗が手のひらで出たり引っ込んだり、そんなことをより間近にかんじる。

今日つけたお酒たちはどんなふうに発酵するかな。
たのしみ。

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