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ベストゲーム(大社vs早実)

ゲーム開始から高校野球を見ましたが、すごすぎました。

9回裏の2度のミスで同点。流れは完全に大社高校でした。「もう負けた」と正直思いました。
しかしそれを打ち消すものすごい監督の采配。内野を6人配置する奇策で(本来は5人で守ります)、それが成功するのです。記録上はレフトゴロとなり、「7→3→2」のダブルプレーになると思いますが、この数字だけを見たらどういうダブルプレーか全くわからないです。

個人的にはサードランナーがホームに突っ込んだのは正解だと思います。レフトは代わったばかりの選手だったので多少スローイングも慎重にならざるを得ない場面だったことと、ファーストへ投げるボールが少し山なりになっていたことでの判断でしょう。あの場面は早稲田のファーストの返球も完璧でした。

そしてあの守備陣形を練習していた(実戦では初めて)というのだから、強豪校はすごいと感嘆。

これで流れが早稲田に来たと思ったものの、10回表で2度のバントをアウトにした大社の堅守。
0点で裏の攻撃を守らなければならないので、「負けたかも」と思いましたが、そのピンチをまたも守った早稲田。この時もファーストの堅守が光りました。

11回表は相手投手も球数が増えて足の踏ん張りが効かなくなりつつあった気がしましたがダブルプレーなどでまたも0点。
そしてその裏、県大会から1試合も出場していなかった選手がバントを決め、最後は150球近く投げていたピッチャーがサヨナラヒットを放って、ゲームは終わりました。

大社高校サイドの応援がものすごい。早稲田だって相当の人数がいるはずなのに、あのボルテージは去年の慶応を上回っているのではないかと思うほどです。「町の人が大量に甲子園に行っちゃって町の人口が減ってるんじゃないのか」と思うほど。
7回表が終わった時に起きたものすごい拍手。
7回表の得点のきっかけをつくった野手が、攻撃時にバッターボックスに入った時に起こったものすごい大きな拍手。
応援のポイントも突いているように感じました。

応援の力も接戦での勝利につながっている気がしました。

本大会のベストゲームだと思います。


#高校野球を語ろう

至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。