結局こうなる、という図式とボヤキ
コ口ナ禍によっていろいろなひずみが起こってずいぶん経ちます。私の携わっている仕事でもそうです。
価格に転嫁できない
まず、材料費の値上がり。
燃料費が上がっているためです。
対策として真っ先に浮かぶのが、「商品自体の値上げ」。これが出来るんだったらこんな楽な事はない。簡単に値上げができる業界が羨ましい。
次に考えられる事として、「材料費の値上げを受け入れる=利益減を受け入れる」ですが、そんな事が出来るんだったらこんな楽な事はない(あり得ない)です。
別の策を考えなければなりません。
たとえば「別の安い素材を使う」「製造物そのものの量を減らす」があると思いますが、どちらにしても「質の低下」を考えよ、という事。
質は低下させたくないですよ。お客様に対する思いもあるし、それを長い間つくり続けてきた先人の思いもある。
どっちもできないので、「他にかけている経費を削減する」つまり、「人に頼んでいた事を極力自分でやる」事になります。要するにリストラみたいなものです。
結果
それまでAという仕事だけをやっていたのに、BもCもDもやることになりました。
朝からB、C、Dの仕事、さらには調整作業・雑用、打ち合わせが続き、本来メインの仕事であるAに取り掛かれるのは夕方の4時か5時から、なんてことがザラになっています。
多くの人で分担をしていた事を少人数でやるってことです。
すると他にも影響が出ます。
休みに、すべてを詰める
休みの日に家事関連のことを一気に詰め込むことになります。
全然「休み」じゃないんです。同じぐらい忙しいのです。
潤っていればこんな事にはならない。
潤わないときには誰かが「しわ寄せ」を受け止めている。
そういうひとつの実例です。
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。