見出し画像

勝手に影のMVP(2015年のスワローズ②)

前回は2015年のスワローズの優勝に関し、「投」のほうについて述べました。

今回は、「打」について

目立たなかった救世主

この年は主砲であったバレンティンがケガで不在、もうひとりの長距離砲であったミレッジもケガで長期離脱。

投手陣は外国人の人材が豊富だったのですが、外国人の打者がいなくなってしまいました。そこで目をつけたのが、なんと日本の独立リーグで活躍していた

ミッチ・デニング選手(from オーストラリア)
Mitch Dening

でした。

ヤクルト最強の外国人選手の一人といえばバレンティンですが、2015年はバレンティンはほとんど活躍していません。打力のコマ不足が明らかだったフロントは、日本の独立リーグで活躍していたデニング選手に目をつけます。破格の安い年棒

360万円(推定?)

これじゃ普通のサラリーマンの給料!

外国人の年俸には見えません。

ペナントレース中盤に彼が加入。長打力はないものの「つなぎ」の役目を見事に果たします。ヒーローインタビューに出るほどの派手な活躍は記憶にありません。しかし、序盤はヤクルトはセリーグの中位で苦しんでいましたが、6月、7月と徐々に順位を上げていきました。デニング選手の加入がチームに良い「化学反応」を起こしたように思います。

ただ、徐々に相手チームから研究をされたためか少しずつ打率は下がり、夏場か秋口にミレッジ選手が戻ってきたことで1軍にいられなくなってしまいました。それでも、春先まで苦しんでいた打撃陣を救い、チームに流れを呼び込んでくれたと思います。

目立たなかったのですが、私は勝手に彼を「救世主」のひとりだと思っています。

今のスワローズの特徴

スワローズは、

たたき上げ

他球団の戦力外

外国人スカウト

この3本柱で成り立っているように思います。

特に他球団に比べ、外国人のスカウトが上手いと言われます。私のなかでは中日の中南米選手を発掘する能力の高さに感心していたのですが、ヤクルトもそれに劣らない選手を掘り当てています。

ペタジーニ、ラミレス、バレンティン。。。

今いるオスナとサンタナも中南米出身です。

ただ、中南米選手に限りません。アメリカ、カナダ、ブラジル、韓国と、「幅広い」視野を持っている、といったほうがいいのかもしれません。

日本にいた選手を呼ぶことはほとんどなく(オマリーと今年入ったバンデン・ハーグぐらいでしょうか?)、よく日本の野球にフィットする選手を選ぶ目を持っているなあと思います(ハズレもあるのでしょうが)

最後までお読みくださいましてありがとうございました。

(写真は、PhotoACから「AGE-STUDIOさん」の写真を使わせていただいております)

#野球が好き

この記事が参加している募集

野球が好き

至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。