見出し画像

野球に通じる、今の仕事ですべき事

以前こんなボヤキを書きました。

冒頭の箇所で、「商品開発」「営業」「広報宣伝」が商品を売る三本柱である、と言った事を書きました。

大企業であればこのうちの一つに専念できるのかもしれませんが、小規模の組織は掛け持ちができなければ生き延びることはできません。

(わかっているけど、でも頭がついていかないのです)

高校野球の解説をしている元智弁和歌山高校監督の高嶋仁さんが、

今は3つぐらいのポジションを守れないようならレギュラーにはなれない

と言っていました。「厳しい」と思いましたが、その厳しい環境下で必死になって3つのポジション取りに奮闘する選手たちは、仮にそれがうまく行かなかったとしても、社会に出てから生き延びる術は身につけていると思いました。高校生のうちから「掛け持ちが当たり前」を身につけているから、社会に出てもそれが当たり前であろうと。

対して、40代50代は(全員ではありませんが)、掛け持ち必須の時代がやってきても、それまでの「専念」体質が染み付いているため、脱却ができないのです。

私の身のまわりにもそんな人間がいます。

前の会社では「営業」専属者。その会社が消滅し、今所属している組織では「営業」外のこともしなければいけない。そうでないと、とてもじゃないが収入に見合った働きになってはいないのですが、そういう状況にあることが自覚できず、「営業」しかできないまま。その営業収益も景気の悪化に伴いどんどん減っているのが現状なのです。この人は早晩組織から三行半を突きつけられるでしょう。

長年専属でやってきたプライドが邪魔をしているのだと思います。それは私にも想像できます。が、今は「厳しい時代」なのです。荒野に放たれる前に自ら気づかなければいけないのですが。

私の場合は、幸か不幸か他部署の人間がいなくなってしまったため、自動的に「商品開発」「営業」「広報宣伝」の全てを掛け持ちする事になりました。私の「プライド」ですか? どこかへ行ってしまいました(もともとなかったのかな)。

1年以上経過していますが、やっぱり体(というより脳)がまだ対応しきれていないと自覚しています。

これも「世代間ギャップ」のひとつなのでしょうか。


#仕事について話そう

いいなと思ったら応援しよう!

東の京の田舎市民
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。

この記事が参加している募集