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「おっさんずラブ」について 7話 後編

わんだほうでの、ウェディングパーティーでも心ここにあらず、イマイチ乗り切れていない春田。そこに、微妙な表情の部長。
早期退職はしない(上海には着いていかない)と聞いた牧は若干うれしそうだが、いたたまれず帰ってしまう。

そこに、一時は恋敵、今は立場一緒なちずが追いかけてくる。
お互い、相手が牧だから、ちずだから身を引いたのに、結局相手は部長!?という状態なのだ。
同士のようなちずに、牧の本音「つれー」という言葉が出てしまう。
もう、ほんと、それ超鈍感男春田に言ってやれよ!!
「本当に好きな人には幸せになってもらいたい」という牧の言葉に「すごいね…」とちず。
それを受けて「自分が傷つく前に逃げただけですね」と本音を漏らす牧。
そう、春田といても不安で不安でたまらなかったのだ。相手は超鈍感男春田なのだから。牧も春田と向き合うことが怖かったのだ。
流されてしまう春田に言う事が、聞く事が、怖かったのだ。

このシーンの流れ、そしてちずとのやりとり、その後の叫ぶシーンはとても好きだ。
牧はいつもの物分りのいい牧ではなく、本音を漏らしている。それ春田に言えればどんなに楽か。
そして、二人とも「足長すぎなんだよ!!」「謎の良い身体!!」褒めてる褒めてる!どんだけ愛されてんだよ、春田。

ちずにも背中を押され、自分の思いを告げようと決心する牧。
春田を呼び出すが、いつも何か刺客が仕込まれてるのか、今度は倒れているおばあちゃん発見(他に普通に人通ってたやん)
結局お約束どおり、牧とはすれ違ってしまう(スマホ忘れたのよ、でも昔の月9は携帯無かったからこれ普通だったのよ)

部長は部長で、何やら何かを悟った顔をして(筆で!)手紙を書いている。
「Dearはるたん」で始まるこの手紙、「明日からは春田武蔵になります」と書いてあり、飲んでたエビアン噴出しそうになった。
え?そっち?春田家になるの?(混乱
そして、ちょいちょい「馬鹿で」を結局3回はさみ、ここでもはるたんを褒めている(「馬鹿多いな」って春田言ってたけど、それ位言わせて!)
そして、最後は「君に、逢えて、良かった」

ここで、私は、あ、これ…、もうなんか泣けてきた。もう番組的には、キャッチコピー回収したから、もういいのかもしれんが、もうなんか泣けてきた。
これって、アレじゃん…。
ただ、尺的に巻きが入っているのかここからもうノンストップ。

結婚式は二人っきりで行われ、そして誓いのキスを求められ、
脳裏に浮かぶのは、牧との出来事。
ほんっとうに馬鹿だ、はるたんは。そりゃ3回も馬鹿って書きたくなる位馬鹿だ。今更ほんとうの気持ちに気づくなんて。
もう部長はとっくに気づいてたのだ、はるたんの心を。本心を。
私は正直、牧との事より、漢武蔵のいじらしさに泣いていた。
ここでも「はるたー、行けー!!」で泣くはるたんの背中を押す武蔵。
皆、春田と牧の恋を応援しているのだ(我々視聴者も)
ただ、部長とここまできてしまった以上、なんだかもう、牧春応援してるけど心中複雑だった。
「フラれちゃった」と皆の前でカラ笑いする部長に、すがる面々。
良い男すぎるよ!部長。

馬鹿春田(もうその位言わせて!)は泣きながらも牧を走って探し、いやいや見つかる訳な…、みつかったー!!
そしてとうとう春田の口から「俺、牧が好きだーーーー!!」のひとこと。
小鼻をひくつかせて「俺といたら春田さんは幸せになれませんよ!!」とまた身を引こうとする牧に、
「お前はいつもそうやって決めんなよ!俺は、お前と一緒にいたい!」
で、私はもう気を失いかけていた。
正気に戻したのはその後の「俺と、結婚してくださーーーーい!!」
ええ??結婚??(また混乱
でも、もう尺的にも混乱してる暇は無かった。
その後、春田が牧をハグし、牧の手がだんだん上に上がってくるのを見て、
「牧春やっとキターーーーーー!!!!」と、安堵の、やっと安堵の涙を流せた。
牧も嬉しかったろう、そりゃ、別れて一年だもん、でも我々牧春民も嬉しか
ったよ!!
そして牧から出た言葉が「ただいま」だもん、もう泣くよ、そりゃ。
いろんなただいまだよね、春田の心にも、家にも、いろんな。家族なんだよ。
そして春田の「おかえり」
もう春田は自分自身の心からも、牧からも逃げなかったのだ。
二人は変わった、この恋愛で。
そして、もう、あとはサービスショットありがとう、BL本の単行本発行おまけみたいな二人であった。
あとは、春田上海赴任編(恋のライバル現る!)と、
帰国編、待ってまーーーーす!!!

※あそこでやっぱり「牧春」だな、と思ったのだが、あれ?「春牧」?んー、春牧かもしんない、と思った。古い腐レーダーの勘。

※別れた一年の牧の平静を繕った荒れっぷり妄想は、どこかに投下したい。

長い間読んでいただきありがとうございました。私も書いてて楽しかったです。



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