見出し画像

推しに生かされるということ

お久しぶりになってしまいました。。。
私が全然更新できずにいる間も推し達は怒涛の仕事をこなしているのに
私ったら。。。と思わずにいられないこの数ヶ月の記録です。

溜まり続けるifと下書きと、

この数ヶ月、駆け抜けるようにどんどん更新されるBTSのコンテンツに必死に食らいつきながらも、彼らの言葉や音楽に泣いたり笑ったり本当に癒されたりしてなんとか生きてきた。
「彼らも頑張っているし、こんなに幸せをくれるんだから私も頑張る」
それを現実に打ちひしがれそうになる自分との合言葉にしながら
相変わらず減らない感染者、明らかに安心安全とは言えない日常の生活にうんざりする気持ちをなんとか誤魔化しては毎日の小さな幸せを拾い集めて生きてきた。
この鬱蒼とした気持ちや、それに押しつぶされそうになる度に掬い上げてくれる推し達の姿のこと。私に日々起きる変化と変わらないもの。その記録をここに記したくて
何度もnoteを開いては下書きをかいたりしていたけれど、どうしても記事を書き上げることができなかった。
楽しい気持ちをここに残していたいのに、今の日本の現状に明るい未来が見えず、内容も暗くなってしまいがちだったのだ。
そういう形にならない不安は、noteを書いている時だけではなく、cafeでコーヒーをテイクアウトした時や、雨が止んで久しぶりの青空を休日に家の窓から眺めた時にもふと襲いかかるのだ。
このまま感染が拡大したらどうなるんだろう。接客の私の仕事はどうなっていくんだろう。もちろんいつかは終わるんだろうけれど、それはもしかしたら遠い遠い未来なんじゃないだろうか。
もし私が関東に住んでいなければ少しは違ったのだろうか。もし私が日本に住んでいなければ少しは違ったのだろうか。そんなどうしようもないことまで考えてしまっていた。
そういう不安や不満に蓋をしても考えることをやめることはできない。
気持ちが落ちてしまい過ぎないように、気分転換に音楽を聞こう。推し達の笑い合う姿を見て深呼吸をしよう。そうやってなんとか今も生きている。(2021.7月)

まだまだ増え続けるARMY

5月21日、Butterでカムバした推し達に癒されながら、相変わらず仕事中もバンタンの話をして、SNSでもバンタンのことしか考えられない人になっていた私に、しばらく連絡をとっていなかった前職の先輩から1通のLINEが届いた
「ついにBTSにハマった。。。Butter最高。」
爆笑した。同じ接客業なので、先輩のお店のお客様達にアミが多くて色々と話を聞くうちに自分でも調べるようになって好きになったという。
そしてこのカムバの頃を境に、私のSNSにも幼馴染やOL時代の同期からDMが届き「グクかっこいい」「ジミンちゃんが好き」と教えてくれる人が続々と現れてすごく驚いた。様々な連絡の中にはデザイナーをしている友人から「今の仕事が今後韓国やKPOPとのつながりが出てきそうだから、BT21のキャラクターちらっと見てみたんだけど独特だね?」と言われたのでBTSが案を出して完成したキャラクターだよーとBT21ができるまでシリーズのYouTubeを紹介してみたら「やっとBTSを意識して見てみたけどRMくんかっこいいね」と連絡が来てひとしきり盛り上がったりなどした。
最初は壁打ちばかりしていた私のSNSが、いつの間にかリアルの友人達とアミ同士の会話をするツールになった。

エネルギーの源となる推し

BTSに興味を持ってくれたお客様と月1のペースで会う度に、
彼らの話をしていたのだけれど、そのお客様から
「田舎の母がいつの間にかBTSにハマっていて、
私よりも詳しくなっていたんだけど、もう高齢で。
PCでYouTubeを見るとかそういうことができないんだけど、
DynamiteのMVのDVDが欲しいって言うの。
そういうDVDって出てる?どこで買える?」
と相談を受けたので、あー、そうかYouTubeでいつでも無料で見られるものだけど、環境や習慣が違うとDVDをレコーダーで繰り返し見たいという層もいるのか、、、
でもDynamiteはライブDVDとかも出てないしな、、、。(2021.4月当時)
と一瞬考えながら、CSでならMVはよく流れているし、
録画はいつでもできるからと思い、私がDVDに録画したものでよければと提案して、
次回ご来店時にDVDを渡す約束をした。
それをきっかけにCSを契約したくなるかもしれないし、YouTubeを見るきっかけになるかもしれないから、せっかくDVDにするなら3分のMVだけじゃなく幅広く楽しめる何かがあった方がいいよね!?と思い、勝手にうちのHDDに残っていたRUN!BTS(EP69〜71)のカナダ編と、Unplugged、VMAsのDynamiteパフォーマンス、ドキュメンタリー映画Burn the stage を1枚に収めてバラエティーの彼らも、ステージの彼らも、少し前の彼らも、つい最近の彼らも見られるようにしてお渡しした。
その2ヶ月後のつい先日、そのお客様と再会した時に「法事で久しぶりに帰省したら、見違えるように元気になった母がいつのまにかテレビでYouTubeを見る方法を覚えて、MICDropの振り付けまで踊ってたんです!!」と報告してくださって、その話だけで私が元気をもらってしまった。
数年前に大病をして体力も落ちてしまっていたというお客様のお母様が
「私あの時死ななくて良かった。生きてて良かった。バンタンに出会えて良かった」
としきりに口にして、ユンギの魅力やグクの可愛さ、メンバーそれぞれのエピソードなどをワクワクした様子で教えてくれるらしく、お会いしたこともない方なのに、その姿を想像して泣きそうになってしまった。
そして数年前と同じ気持ちをまた彼らに届けたくなった。
「私の大切なお客様とその大切な家族を幸せな気持ちにしてくれてありがとう」
あの時と違うのはその感謝の対象が
”名も顔も知らぬアーティストの方!”から”ウリバンタン!!”になったこと。
本当に生かされている。生きる気力を湧き上がらせてくれてありがとう。

今思うこと

やっとnoteを開く気になったのは、昨日(2021.09.28)このコロナ禍になって初のオフラインコンサートのお知らせが届いたからだ。
Twitterのタイムラインは様々な感情で溢れ、彼らがアミにやっと会える日が来ることを心から喜ばしく思った。
2019年までのコンサートに行っていた先輩アミ達の現場エピソードを読みながらなんだかふわふわした気持ちで1日を過ごした。
そしてそれを読みながら、あぁ、私もひとり言でもなんでもいいからその時の熱意や想いをちゃんと記録していこうと思ったのだ。
正直、この一年で彼らを推していく上で私は今まで本当にいろんなことが見えていなかったし、考えたことがなかったんだなと思うことも度々あって。たくさんの方に読んで頂いた記事があると、誰かを傷つけたり、怒らせたりしてしまっていないだろうかと不安になってしまって、本来なら大好きな文字を起こす作業が怖くなってしまっていた。
でもそんなことよりも今、私の心に渦巻く彼らへの愛や、感謝や、世の不条理への怒りや私が生きている証拠をここに書き連ねたって良いんだ。
後から自分で読み返して、うわー元気やなーと思い返すために記しておいたっていい。
私は2018年のキムナムジュンさんにそう言われたじゃない。

あなたの名前はなんですか?
何にワクワクして、何に心が高鳴るのか。
あなたのストーリーを聞かせてください。
あなたの声を聞きたい。あなたの信念を聞きたい。
あなたが誰なのか、どこから来たのか、肌の色やジェンダー意識は
関係ありません。ただ、あなたのことを話してください。
話すことで、自分の名前と声を見つけてください。
(2018.09.24 国連スピーチより一部抜粋)

ありがとう防弾少年団。私は1年前よりほんの少しだけ視野が広く、世の中の不条理に厳しく、そしてより自分と自分以外の誰かへ少しだけだけど優しく生きていられるようになりました。それは間違いなく、あの時、君たちに出会ったからだよ。
オフライン公演、本当に本当におめでとう。
どうか無事に、君たちの本来の活動を心から楽しめますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?