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駆け出しWebデザイナーが挫折して学んだ、未経験だった頃の自分に伝えたい3つのこと。

はじめまして。
みつまめと申します。
たくさんの中からわたしを見つけていただいて、ありがとうございます。

私の仕事はいわゆるWebデザイナー。
最近、SNSやメディアでよく目にする職業になりました。

「デザイナー」と聞くと華やかで、手に職や、在宅や副業でも自由に稼げるイメージがあるかもしれません。

わたしもそんな働き方が理想で、それを叶えたくてこの世界に飛び込みました。

だけど、自分なりに夢中で勉強や仕事をしてみた結果、挫折しました

今では、憧れていたWebデザイナーさんのようには、なれないかもしれない、と思っています。

この記事では、未経験者だった頃の自分にアドバイスできるなら?という視点で書きました。

わたしのような失敗パターンは全然珍しくないので、Webデザインを学ぼうか検討している方や、初学者の方にとって役に立つ経験談になればいいなと思います。

わたしの苦しんだ3つの壁と、今だからわかったことをまとめていきますので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

Webデザインの世界にはいるまで

20代の終わりに、なんとなくやっていた事務職を辞めて、職業訓練校でWebデザインを学びました。
理由は、昔から絵を描くのが得意だったし、周りから褒められた経験から、「デザイナー」という仕事に憧れたからです。(ありきたりですね)

当時はデザインといえば、グラフィックデザインの存在しか知らなかったんですが、職業訓練のコースを検索すると「Webデザイン科」ばかりだったのでなんとなく選択しました。

実は、このときWebデザインを学ぶのは二度目で、その数年前にも訓練校に通ったことがありました。
その時は、HTMLの学習でつまずき、「文系のわたしには無理だ(?)」と謎の確信を持って途中で辞めてしまいました。
肝心の「デザイン」についての学びもそこそこに、本質がなんなのかわからないまま、再び事務職を続けました。

30歳を目前で結婚しようとしたとき、将来のキャリアの不安を猛烈に感じ始めました。
毎日の通勤電車に揺られながら「このまま今の仕事を続けてもスキルは身に付かず、歳を取って市場価値がなくなれば会社にいいように使われて終わり」と1ミリも違わず思っていたからです。(怖い)

そうしてようやくキャリアチェンジを決断したのが3年前。
退職して、職業訓練校(2回目のリベンジ)に通いました。
年齢的にも遠回りをしていられないと焦っていたわたしは、これまでやってきた事務職を辞めて、新たなスキルをイチから学びはじめました。
友人はわたしの様子をみて「人生のバンジージャンプ」と呼んで応援してくれました。

覚悟を決めて、思い切ってバンジーして飛び込んだWebの世界は、とても刺激的でした。

通った職業訓練校が、今思っても大当たり!
Web制作会社で現役で働いているデザイナーがデザインの授業を、フロントエンドエンジニアがコーディングの授業を担当して、午前午後でそれぞれふたつの分野の授業をしていただきました。
デザインもコーディングもそれぞれ専門性がとても高いので、ごちゃ混ぜではなくはっきりと分けてプロによる指導を受けられることで、自分の中で頭の切り替えもしやすかったし、なにより各分野の違いや、お互い関わり合っていることを理解できたので、とても良かったと思います。
一度挫折した経験があるHTMLなどのコーディングは相変わらず苦手だけど、やりたかった「デザイン」の授業はすごく楽しくて時間はあっという間!
このままもっと学べばデザイナーになれるんじゃないかと未来を明るく感じていました。

うまいこと制作会社に潜り込んだ!

3ヶ月の職業訓練校を無事に卒業して、転職活動開始。
わたしが住んでいるのは地方なので、Web系の会社自体そんなに多くありません。
結婚したばかりだったので、残業が多い職場は無理になるだろうと思い、定時終業や休日の多さなど「働きやすさ」にこだわって会社を探しました。

すると応募した1社目の制作会社に採用!
お恥ずかしながら、職業訓練校の先生が社長と知り合いで少し口を聞いてくれたらしく、実力というよりコネだったのかも、と後になってわかりましたが、とはいえラッキー!

配属は、制作チームの中のコーダー。
デザイナーが作るデザインカンプを元に、Webサイトをコードによって実装していくポジションです。

苦手なコーディングでしたが、それでも未経験のわたしに取って貴重な経験になると思って入社しました。(就活では、ハロワでも派遣会社でも「未経験か否か」だけで応募もさせてもらえなかったので、とにかく実務経験がほしかった・・・)

そんな初めての制作会社での仕事は、なにもかも初めてなことばかり。

コーディングがわからなすぎて泣くのは予想していたけど、「制作って一日中黙って仕事するのか!!!!」っていうのが最大の驚き。

うちの会社は、電話も来客対応も制作チームの仕事ではなかったので、本当にしゃべる機会はほとんど無し。
宇宙空間くらい無音。ゼログラビティですか?シーン通り越してキーン。
おしゃべり好きなわたしにとってはそれが結構辛く、休憩時間や飲み会で、水を得た魚のようにしゃべり倒してたので周りを驚かせました・・・

「そんなにおしゃべり好きなら制作じゃなくてディレクターやったら?」と先輩に言われましたが、前職(営業事務)で社内とお客さんの間に立って板挟みになり、心と体の厚みがすり減った経験があったので、「とんでもございません」と言っていました。

オンラインサロンに入会&積み上げ期

3ヶ月の職業訓練の経験だけでは、制作知識は全然足りず、苦手なコーディングを仕事にしちゃったもんで、これはまずいと思って駆け込んだのはフロントエンドスキルに力を入れたオンラインサロン「Shibajuku」。
オンラインサロンなんて正直胡散臭いと思ってた派でしたが、藁をも掴む気持ちで入会し、結果的にここで約2年間お世話になりました。それすらあっという間に感じるほどの有益な経験でした。

まずは、HTMLとCSSを初歩から学び直しました。
3ヶ月間の訓練校ではカリキュラムを終わらせることが先決なので、駆け足気味の授業になり、「なんとなく覚えてる」知識が多かったのですが、サロンでは「なぜそうなのか?」という細部まで教わることができ、録画授業のため難しいところは時間をかけてマイペースに理解することができます。
点と点だった知識が線になっていく感覚はとっても楽しかったです。

あと、WEB業界に入って初めて知った言葉は、

・「積み上げ」(日々の努力)、
・「つよつよ」(スキルの高い人)、
・「勉強会」(有識者が制作技術をシェアしたり、ノウハウを教えてくれる交流会)、
・「自走力」(自分で積み上げて進んでいく力)、
・「もくもく会」(黙々と作業する会、焼肉に行くことではない)など。

事務の仕事をしていたときには聞いたこともなかった意識の高い言葉たちでした。

職業訓練校時代に始めた勉強用のtwitterアカウントでは、サロンメンバーや地元の業界関係者、勉強会で知り合った方々と繋がれて、SNS発信も充実しました。
そこでは、「#今日の積み上げ」として1日の勉強内容や成果を発信する文化があって、WEBデザイナーを目指す学生や駆け出しの方は熱心に努力される方が多い印象です。
すごい努力量を目の当たりにするたび「みんなすごすぎる・・・・置いていかないで」と焦ると同時に、「よっしゃわたしもがんばる!」とモチベーションを維持することはできたので、切磋琢磨できる仲間&ほどよい競争心があったお陰で勉強を続けることができたのだと思います。

世の制作現場で必要とされる技術は日進月歩で変化するので、制作者が身につけるべきスキルも増えていきます。
例えば、サロンの授業はこんなかんじ。
言語でいうと、HTML→CSS→Java Script→jQuery→PHP→WordPress・・・
概論的でいうと、インターネットについて、ディレクション、SEO、ライティング、デザインとは?、アクセシビリティ・・・
トレンド的な技術では、CSS設計、SASS、CSSアニメーション、gitでのバージョン管理・・・などなどなど。他にもたくさん!

勉強すればするほど視野が広がる一方で、足りてないと実感する課題は増えていく。
でも、闇雲に学んでいたわけではなく、その全ての知識がコーダーとしての今の自分に必要だと思っていたのです。

練習ではよくダミーのサイト制作をしますが、SNSでは実案件を自ら獲得して制作、実績にされている方もいました。
わたしの両親は自営業をしているので、そのお店のサイト制作も勉強と並行して行いました。

その時期あたりからコロナが流行りだしましたが「ステイホーム?最高じゃん!」の気持ちでした。
むしろ友達と遊びに行くのも、家族に会いに行くのも時間が惜しいと思っていたし、そのくらい夢中でした。
積み上げれば積み上げるほど、必ず身に付くと思っていたのです。

【壁その1】プログラミングが好きになれない

調子良く勉強していたわたしがに、まず立ちはだかったのはプログラミングの壁
これまでの授業を着々と計画通りにこなしていましたが、ここにきて明らかにペースが落ちました。
サロンでは相当わかりやすい説明をしてくれているはずなのに、理解ができない。考える時間も辛い。
仕事でもJava ScriptやPHPに出くわすたび、「???」になるわたしを見て先輩が苦笑い。そんな日は悔しさと悲しさで背中を丸めて帰りました。

一番問題だったのは、プログラミング自体を好きになれないこと
プログラミングの習得には、ある程度の勉強量での慣れと、どれだけ実践に落とし込んで何かを作ってみることができるかが超重要ですが、好奇心や興味がないとそれがどうしても苦しいのです。

SNSやサロンの仲間や会社の先輩は、プログラミングを「楽しい!」と言い、根気強く向き合っていました。わからないところも意地でも解決するという執着心は、思わず目を見張るものがありました。
きっと「楽しい→知りたい→学ぶ→身に付く→楽しい」のサイクルがうまく回っているんだと思います。

この先わたしが血の滲む努力をしても、楽しんで学ぶ人を超えるどころか、その人と並ぶことすらないできないんじゃないか

大した努力もしないうちから「自分には向いてない」と言って逃げるのはダサいと、訓練校時代からその言葉を使わないようにしていたのですが、このあたりからこんな風に思うようになりました。

「楽しんで学ぶことができる人は「向いてる」、
楽しさを見い出せない人は「向いてない」?」

まさに「好きこそ物の上手なれ」。
「好き」のパワーは絶大。

「努力」で補うだけでは限界があると考え始めました。

【今だから思うことメモ】

最初は苦手だと思っていても、理解が深まると楽しいと思えたり、結果的に自分の得意になるとこもあるよ。
現にわたしはコーディングが苦手で絶対向いてないと思って、最初の訓練校を辞めた経験アリ。でも、自分に合った方法で学んで、仕事で慣れたあとは楽しいと感じるようになりました!
もし、苦手なものに出会ったら、
①勉強方法が自分に合っているか?(教科書で独学するより、スクールやサロンなどで動画or直接教わる方が自分に合っている場合もある)
②慣れてない段階で決めつけない(程度の期間を決めて集中して取り組み、成長した結果や素直な感想からジャッジする)
とにかく、努力だけでなんでもできるようになろうとか思って、ストレス溜めて辞めてしまうのが一番勿体無いので、楽しく継続できることを目標に!

【壁その2】下がっていく自己肯定感とデザイン離れ

もともとわたしは自己肯定感が高いほうではありません。
できるようになったプラス面はあんまり意識せず、それ以上にできてないこと、足りないとこのマイナス面ばかり捉えてしまいます。
「自信の無さや、過剰な謙遜は就活する上でもマイナスなので意識して直しなさい」と訓練校の先生に言われていたほどです。

でも、これまでの人生で凝り固まった考え方の癖は、簡単には直せません。
意識していても、つい、坂道をコロコロと転がり落ちるように「自分はダメなのかも・・・」と思ってしまうのです。

プログラミングの壁を克服できないことで、その坂道の傾斜はますます大きくなってしまいました。

この頃さらに悩んでいたことがあります。
好きだったデザインの勉強に集中できなくなったことです。

訓練校時代からPhotoshopやIllustratorのチュートリアルに沿って制作してみたり、ツールのテクニックを学んだり、デザイン関連の本を読むことが好きで、ひとときの癒し時間になっていました。
ただ、仕事を始めて頭の中がコーディング中心になったことで、デザインの勉強に時間を割くことに不安を感じるようになったのです。

仕事では、デザイン系タスクは一切なく、求められるのは「コーダーとしてのデザイン知識」。

例えば、デザインカンプが無いものをコーディングするときに、サイト全体の雰囲気に合わせて配色したり、既存デザインを応用させるなど、気を利かせないといけない場面は多くあります。
ただ、0⇨1を生み出すようなことや、大掛かりなデザインはデザイナーが担当するので、わたしに求められるスキルは圧倒的にコーディング、プログラミングでした。

身に付けるべきスキルの優先順位がはっきりしたことで、デザイン勉強する余裕がなくなり、好きで楽しかったはずのデザインから離れていきました。

【今だから思うことメモ】

例えば、デザイナーになりたいという強い気持ちがあるなら、寄り道せずにデザインの勉強をして、デザイナーとして就職したり、仕事をすることを目標としてコミットする。
「デザイナーになりたいけど、コーディングの知識もいるかな?」とか「デザイナーでの就職は難しいからまずはディレクターとして就職しよう」とすると、結果的に遠回りになり、わたしのようにやりたいことからどんどん離れていってしまうこともあるよ。
どの分野も沼のように深く広いので、ぱぱっと習得できるようなものではなく、足を踏み入れたらズブズブとハマっていく可能性も。
わたしは最初から広い知識をつけようとして、やりたかったデザインにこだわらなかったことを今でも反省しています・・・。

【壁その3】モダンな制作スキルの学びと現場のギャップ

サロンでは授業の他に、とあるプロジェクトに参加してイチからWebコンテンツを作る経験もしました。
プロジェクトのゴール(=目標)を定めたら、そこにどんなコンテンツを作ったらいいか、ユーザー目線を持つためにターゲットを設定したり、動線を考えたり・・・
サロンに入って理解が深まったのですが、どんなコンテンツもこの戦略的な企画がとっても大切!
プログラミング苦手のボディーブローと、好きなデザインからすっかり離れていたわたしにとって、実はこの経験がとってもありがたかった。

制作って、「華やかな見た目を作るデザイン」と「デザインを何倍にも魅力的に実装するコーディング」など作るスキルだけが必要だと思っていたけど、そうじゃない。

作る前の企画こそ、しっかり時間をとって作り込まないといけないんだ!

作るコンテンツが見て欲しい人にちゃんと届いて、ユーザーが欲しい情報がそこにあれば自然に人は集まるし、ゴールである問題解決に繋がるのでは?何よりのSEOでは?

それがだんだんとわかるようになってから、「作る」スキルには自信が持てなかったわたしでも何かできることがあるような気がしました。

・・・でも、熱中すればするほど、会社での制作スタイルに疑問を持つようになりました

わたしの会社は、「早い・安い」「サイト公開後のサポートが手厚い」が強みの制作会社。
ターゲットとなる顧客は、とりあえずぱぱっとサイトが欲しいITリテラシーが低めな人ばかりです。

受注額も安いので、そのぶん制作にかけられる時間(工数)も少なくなります。

補助金も使って安くサイトを作ることができるため、クライアントはサイトを「資産」として捉えるよりも、「サイト上の広告」のような認識を持たれるケースが多いです。

こういうクライアントにはしっかりとWebの特性やできること・できないことを伝えた上で、ゴールを設定してそこの向かって二人三脚でプロジェクトを進めていく必要があると思います。
それがディレクターの腕の見せ所・・・のはずですが、会社の社員ほとんどがWeb業界未経験からのスタート。
特に、プロジェクトをマネジメントするディレクターは入れ替わりが激しくて、若くて経験の浅い人が多い現場でした。

現場が忙しいので、しっかりした教育体制はなく(超問題)社員たちのリテラシーや価値観などは個人差があり、チームとしての足並みはバラバラの状況でした。

これまでサロンやSNSで学んだモダンな制作スタイルは、現実世界である会社や社員の考え方と違っていてそのギャップは日に日にかけ離れていく気がしました。

さすがにこれは、と思うものは恐縮しつつ問題提起したり、先輩に相談してミーティングの議題にあげてもらうとしたこともありました。
だけど日々の忙しさに追われる中で、これまでやってきた方法を見直すことや、先輩を差し置いて後輩のわたしの主張が通ることはなかなか簡単なことではありませんでした。

仕事は仕事、理想は理想と割り切っている方もいると思います。
「仕事時間は仕事に集中して、プライベートでは自己のスキルアップに努めよう」と思うようにしても、1日8時間の仕事に納得がいかないストレスフルな状況で、
モチベーションを高く維持し続けること、
目標に向かって努力し続けることは難しくて、そんな自分の弱さや、情けなさに毎日葛藤していました。

【今だから思うことメモ】

理想と現実のギャップについては、わたしが未経験であるがゆえ業界を知らなかったことも要因の一つです・・・。
会社の実態は入社してみないとわからないこともあるけど、事前に調べるときのヒントになるのは、その会社のサービス価格。地域の平均に比べて安いなら、制作にかけられる工数はそのぶん少なくなる=質より量の制作スタイルかもしれません。
逆に価格が高いなら、数ヶ月など時間をかけてじっくり制作できるのかもしれません。
制作会社によっては、テンプレート化して制作コストを減らしたり、完全分業制など、スタイルは様々なので「制作する上で自分が何を大切にしたいか、身につけたいか」をはっきりさせて会社選びをしたらいいんじゃないかと思います。
あとは、会社の成果物のコードを複数見て、制作ルールが統一されているか、どんな技術で作られているか、古過ぎたりレベルが低過ぎたりしないか、などももっと見ておけばよかったかな。
あと、未経験を積極採用してるところは、「中堅層が残っていない」や「会社独自のルールに染めやすい」などのネガティブな要素もあるかなと思います。(未経験採用はありがたいのですが、それに伴い教育するコストや時間、余裕も会社にないといけないはず、と思うのでちゃんとした教育体制も大切。)

ゼロになったやる気、いろいろやめてみた

この頃、サロンやSNSで交流したり情報収集すると、自己肯定感が下がりきり落ち込んでしまうようになりました。
夢を持って努力している人を見て過去の自分に重ねては、今の自分との状況にギャップを感じて悲しくなりました。

一流の方の考え方を聞いて、素晴らしい!と感動しては、現実の虚しさから涙が出るようになったので、これはまずいと思い意識的にWebの勉強や情報から離れました。

これまで「勉強しないと!」と自分にムチ打って過ごしていた土日も、何も考えずゆっくり休みました。
何もしない一日が無駄に感じたけど、そんなことは今知らん、とゴロゴしながら好きだったYouTubeをたくさん観ました。

YouTubeの世界では、「自分らしさ」「好き」をコンテンツにして発信している人がたくさんいました。
すごい経歴やスキルを持ってる人や、綺麗な映像を作れる人だけが選ばれるんじゃなく、
むしろ「等身大」や「普通」、なんだったら「弱み」を生かしたコンテンツがたくさんのファンを持っていることがあったし、わたしもそんな肩肘を張らない発信に何度も励まされたことがありました。

そんなYouTuberさんも、持っているスキルや経験を洗い出して、それぞれ掛け合わせて個性を出してみたり、誰に何を届けたいか考え抜いて、コンテンツを作って発信されているんですよね。
それを知って、わたしはずーっと「誰か」になろうとして、自分を生きていなかったなと思いました
足りないものを補おうとするばかりで、今の自分で勝負する気なんてなかったなぁ、と。
わたしだって、事務職を退職してWebデザインの勉強を始めたきっかけは、「絵を描くのが得意」とか「好きなデザインをしてみたい」だったはずなのに、いつの間に「苦手な勉強」に追われるようになった?と。

決定的だったのは尊敬する人のこんな言葉。

「これまで勉強しようと思って机に座って、身に付いたことなんてひとつもない。身に付くのは「何かを作りたい」と思って夢中でやった時。」

まさにわたしは、机に向かって「勉強」をしていたのです。
あるべきはずの目標や目的はとっくに見えなくなり、がむしゃらに「勉強」をすることで自分を保ち、それは必ず報われると思っていました。

この頃、2年間お世話になったサロンも退会しました。
挨拶として心境を少しだけ吐露したところ、優しく受け止めてもらい送り出していただきました。

数名のサロンメンバーさんが「わたしも同じ心境です!」とか「共感し過ぎていてもたってもいられなくてDM送りました!」とこっそりメッセージをくださったことがとっても嬉しかったし、やっぱりわたしのように悩んでる人って潜在的にいるんだなぁと思いました。
わたしの場合、それをオープンにできない理由は「ダメなやつ」って業界にレッテルを貼られるのが怖かった。そのくらい厳しい世界だと思っていました。

これからの生き方を見直してみた

苦手を克服するより、得意を伸ばしながら生きていきたい。
これは初めてのタトゥーとして体に刻み込んでもいいくらい、今後大切にしたい意識の一つです。

何回も言いますけど、苦手克服したって大したスキルにならない、得意な方にじゃんじゃんお任せしたほうがいい、そっちの方がきっと効率がいいし世のため、というのがわたしの経験則です。
なにより、やってて辛いんですよね・・・・苦手と向き合う時間というのは。
特にわたしのように自己肯定感の低いタイプは、苦手に対してのストレスは大きくて、そのままでは継続すること自体が危うくなります。
苦手は苦手と割り切る、逆に自分が得意なことは、胸張って「任せてください!」と言えるくらいになる。

わたしの得意(好き)なことといえば、
・デザインすること
・コーディング
・イラスト
・人との繋がり、コミュニケーション
・便利な暮らし
・発信

ここに、これまでの経験を集結させた(もちろん、頑張ってきたWebデザインも!)材料で何かコンテンツを作ってみたい!
高度な技術は持っていないけど、「自分らしさ」を大切に、「わたしだからできること」を必要としている方に届けて、ちょっとでもパワーを与えられるクリエイターになりたい。
憧れの凄い人になるんじゃなくて、「わたし」として生きる

【2021/8/15 追記】
後にやってみたストレングス・ファインダーのテストで自己分析(自分の強み・資質を知ること)ができました。この結果が、Webデザインの勉強や仕事をする上でぶつかったことに大きく影響していると感じました。
勉強する前にやっておけばよかった〜〜〜と少し後悔。
もしよろしければ、そのお話も読んでみてください^^


今後も、反省を恐れ過ぎず、模索しながら自分らしく(ゆるめ)SNSでも発信活動をしていきます。どうぞ仲良くしてください。

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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