自分が大嫌いだと思ってたけど、実は自分大好きなのかも
わたしは昔から本当によく泣く。
自分が情けなかったり、みんなが出来ることが上手くできないのが悔しかったり、人間関係で嫌なことがあったり、とにかくひとりになって内省すればいつだって泣けるくらい、自分に常に怒っている。
だから、自分のことが嫌いだと思っていた。
「自己肯定感」なんて言葉が流行り出した時、わたしに自分を好きになるなんて到底無理だと思った。
というか、そもそも自分のことを胸を張って好きだと言える人が世の中にいることに驚いたし、その人たちの思考が不思議に思えた。
わたしが自己肯定感が低い理由は、大したことじゃない。
親の育て方が悪いわけじゃないし、酷いいじめにあったこともない。
恋人と上手くいかなくて凄惨な別れ方をしたことはあるけど、それがきっかけというわけではない。
なんでこうなっちゃったんだろうと悩んだけど、最近気が付いたことがある。
わたし、すごく自己中で自分が大好きで大切なんじゃないかと思った。
ある日また自分にむかつくことがあって一人で悔し泣きしていたのだけど、なんかおかしいって思った。
普段泣いているときは頭を流れる血液たちが熱くなって、あんまり冷静に物事を考えられないのだけど、その日は不思議と冷静だった。
わたし、なんで泣いてるんだろう。
考えた答えは、簡単に言うと自分の想い通りにいかないからだ。
なんてわがままな理由なんだろう。
でも、悔しくて泣くときってだいたいそんなもんじゃない?
大した理由なんてなくて、ただちょっと感情の揺れが激しいから涙がでちゃうだけ。
くそー!なんで思い通りにならないの!
って、そう思って涙が出てこない?
あるいは思い通りにいかないことに傷ついてしおらしく傷ついているか。
ちなみにわたしは、人前だと泣かない。
なんでなんだろうね、やっぱり恥ずかしい気持ちが大きいのかな。
同期の女の子たちが会社でわんわん泣けるのを見たときは羨ましくなった。
わたしはひとりでトイレで泣いてばかりだったから。
今思えばそのときも、悲劇のヒロインみたいな気持ちで泣いてたかも。
泣いている人のことを馬鹿にしているんじゃない。
わたしの涙がでるときは本当に辛いし、悔しいし、自分が嫌いだから。
苦しいよね、泣いてるときって。
でもわたし思ったの。
わたしは自己肯定感が低いのと同時にめちゃくちゃ自己愛が強いなって。
自分大好きすぎて、上手くいかないことに悩んでるのかもって。
自分ならもっとうまくできると無意識に思っているからできないとき自分に失望するし。
他人がもっと自分に気を使ってくれると思っていたから(その価値がある人間だと思っていたから)意に背くことをされたら悲しいし。
なんで思い通りにならないの!くるしい!
そういうふうになっちゃうんだろうなって思う。
なんか、ほんとばかばかしくて、幼い考えで情けないんだけど、これに気づいたら「自己肯定感」という言葉の呪縛から解放された気がする。
「自分を肯定できるようにならなきゃ」
「自分を好きにならなくちゃ、自分を責めちゃだめだ!」
もうそんなこと思わなくていいくらいに自分のこと大好きなんだなって気づけたから。
これを読んで、少し苦しくなる人もいるかもしれない。
わたしと同じタイプの人は胸がきゅっとなるかもしれない。
でも、そのきゅっとなる感じをしっかり味わった後には、自己肯定感って言葉とお別れできますよ!
わたしと似た性格の仲間たちが、ひとりでも多く勘違い自分嫌いからお別れできるといいなあ。
うたたね🪻
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