2019-20 Bリーグ観戦記⑨
B3リーグに所属している岩手ビッグブルズを中心に気ままに観戦記を書いていきます。
B3リーグに所属する岩手ビッグブルズのホームゲーム。第21節(2/23/Sun)のGame2を観戦して来ました。結果は92-90で勝利し4連勝としました。
場所:北上総合体育館
対戦相手:東京サンレーヴス
これまでの成績:29勝11敗(4位)
試合の感想
試合はハラハラドキドキの延長戦にもつれる展開となりました。
1Qはお互い譲らず、2Qは東京サンレーヴスの#9坂井耀平選手が3本の3Pを決める活躍もあり30-39で東京サンレーヴスの9点リードで前半を折り返します。
ホームで連勝したい岩手ビッグブルズは後半開始とともに猛攻を見せます。3Q開始から6分半の間に17-0と圧倒し一気に逆転し6点リードで3Qを終えます。4Qは東京サンレーヴスの#32マイケル・クレイグ選手を中心に反撃にあい残り2分半で逆転されます。その後72-74のビハインドで残り18秒に#16伊藤良太選手が放ったシュートが外れ残り時間は15秒。正直ここで負けを覚悟しました。しかしルーズボールが幸運な判定となり、岩手ビッグブルズボールでエンドラインからの再開となります。ここで#6今井宏樹選手がゴール下で値千金のシュートを決めて5分間のオーバータイム(延長戦)に持ち込みました(この時点でかなりハラハラ)。
オーバータイムではお互い譲らない展開になります。岩手ビッグブルズが得点を決めると東京サンレーヴスはファウルで獲得したフリースローをしっかり決めていきます(岩手ビッグブルズはこの間#8エリック・ニッセン選手と#4エルハジ・イブラヒマ・セック選手が相次いでファウルアウト)。
残り5秒で89-89の同点となったところで東京サンレーヴスがタイムアウト。
タイムアウトが終わり東京サンレーヴスボールのスローインから再開となりますが、#10遥天翼選手がまさかのミス!スローインでパスを出す時に先に足がラインを越えてしまいターンオーバー。同じ位置から岩手ビッグブルズボールに。ここから先は岩手ビッグブルズは誰に試合を決めるシュートを任せるか、東京サンレーヴスは守り切れるかという駆け引きが面白いクラッチタイムになります(この時点でかなりドキドキ)。
スクリーンを使いゴール下にアタックしてファウルを狙いつつシュートを打つのではないかなと予想しながら観ていました。
実際はハーフライン付近でフリーになっていた#35ジャスティン・ヘラルド選手にボールをあずけ、そのまま3Pラインより少し離れたゴール正面から迷わずにシュートを打ちました。ボールは一度バックボードに当たって見事ネットに吸い込まれ勝ち越し!そして残り時間を何とか守り切り劇的な勝利となりました。
ものすごい瞬間に立ち会えてしばらく興奮が収まりませんでした。心臓には悪いけど、最高に楽しい試合でした!!これだから試合観戦はやめられません。
チームとリーグの状況
今回の観戦前と今週でチームとリーグに動きがありましたので、Twitterで振り返ってみます。
①澤口誠選手の引退と同時にアシスタントコーチ就任
②新型肺炎コロナウイルスの影響
③新加入選手!
④怪我人情報
選手情報は岩手ビッグブルズのHPを見てね。
https://www.bigbulls.jp/team/players/
優勝争いの行方
上位チームとの対戦に敗れ6連敗という状況から下位チームにしっかり勝ち切り4連勝と立ち直りつつある岩手ビッグブルズ。優勝争いはというとゲーム差1の中で4チームが競いあう、稀にみる混戦となっています。今節で40試合を消化し、いよいよシーズンも終盤戦に突入していきます。
ここからは4チームでの熾烈な優勝争いになると予想しています。新型コロナウイルスの影響で残り20試合すべて開催されるかわかりませんが、残りの試合を多く勝ったチームが優勝することは間違いないことですので、新加入選手や怪我から復帰してくる選手全員が力を出し切り1つずつ勝っていくことが必要です。岩手ビッグブルズの強みはディフェンスですが、上位3チームよりも得点力が劣ります。この部分を改善していき得失点差を多くしていくことも重要になってきそうです。
【順位決定方法】
シーズンが終了した時点で、勝率の高いクラブを上位として順位を決定する。
勝率が同じ場合は、
1)当該クラブ間で対戦したすべてのゲーム(3クラブ以上ある場合は、当該 クラブ間で対戦したすべてのゲーム。以下、2号および3号につき同じ。)に おいて勝率が高いクラブを上位とする
2)当該クラブ間で対戦したすべてのゲームにおいて得失点差が多いクラブを上位とする
3)リーグ戦すべてのゲームにおける得失点差が多いクラブを上位とする
勝ち点の合計が並んだ場合の順位づけも、上記3項目の順番にて決定する。
ちょっと昔話
B3リーグは2/29~3/12までの全試合が延期となり、しばらく試合がないのと東京サンレーヴスのチームカラーである紫を見ると東京アパッチを思い出すのでちょっと昔話。
Bリーグができる前、bjリーグというプロリーグに東京アパッチというチームがありました。
私自身プロのバスケットボールを初観戦したのが2006-07年シーズン。有明コロシアムで開催された東京アパッチのホーム開幕戦でした。観戦目的は対戦相手の大阪エヴェッサに当時所属していた斉藤資を観るためでした。両チームに所属していた選手はというと東京アパッチには青木康平、仲西淳、仲摩純平、ジョン・ハンフリーなど、大阪エヴェッサには石橋晴行、波多野和也、佐藤浩貴、中村友也、城宝匡史、リン・ワシントンなどでした。
今のBリーグとは逆で日本人選手が1人出ていればいいぐらいのルールだったような記憶があります(記憶があやふやなので間違っていたらすみません)。そのため外国籍選手達が躍動する派手で豪快なバスケットボールを日本にいながら観ることができて感動したのを思い出します。
また、東京アパッチが当時すごかったのはオーナーが東尾修さんでヘッドコーチがジョー・ブライアントさん(コービー・ブライアントの父)だったことです。試合前から豪華でワクワクしました。
その後岩手ビッグブルズが誕生し、高校教諭となった斉藤資の教え子達や仲西淳、石橋晴行がチームに所属することになるとは想像できませんでした。今では特別な縁を感じています。
今回はこの辺で終わりにします。
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