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わたしの5日間戦争
昔、宮沢りえ主演の「ぼくらの七日間戦争」という映画があったけど、
その映画のことをフト思い出すきっかけになったのは、
先週の大阪出張だった。
出張ってやつは、私に大阪を堪能させてくれる時間を一切与えてはくれず(笑)、
それどころか睡眠時間以外のすべてが仕事一色だった。
振り返ると、まさに「私の5日間(月〜金)戦争」という名がピッタリの
大阪出張だったように思う。
まぁ、それが出張ってやつだと認識はしていたつもりだったが、甘かった…。
大阪へは過去に何度か旅行したことがあり、またその時の印象がかなりよかったため、
行きの新幹線では旅行気分でワクワク♪しながら、
過去の思い出に浸る時間を新幹線の中で過ごした。
東京からおよそ500キロ先の大阪も、「のぞみ」でならわずか2時間30分。
近いよなぁ。
東海道五十三次を歩いた江戸時代の旅人に、この感動を伝えたい訳なのねぇ。
前泊したから日曜日の午後にチェックイン。
月〜金は仕事だったわけだけど、
仕事の内容はこっち(東京)でやってることと変わらないからそこは問題ないんだけど、
土地勘がゼロだから、不安なわけよ。
とりあえず不安しかない1日目っ!
右に行けばいいのか、左に行けばいいのか、全くわからないんだからとにかく必死っ(笑)!
久々に必死になってる自分を楽しんでいたかな、ちょっとだけ(笑)。
一時的な人手不足のために困ってる大阪オフィスに応援しに行ってるのに、
足引っ張るようなことしたら、
そもそも応援じゃなくなっちゃうからね。その自覚だけはあるわけなの、こんな私でも。
プレッシャーに押しつぶされるほどのプレッシャーではないんだけど(笑)、
そんな中、アベノハルカス付近でみた景色がなんとも忘れられないっ!!
(赤矢印→通天閣 青矢印→ラブホ)
アイフォンのナビは、いつも私の最強の味方でいてくれた。
本当にどうもありがとう。愛すべきなのはアイフォンだと実感っ!
土地勘なんてゼロでも目的地まで車で走れるんだから、テクノロジーの進化はほんとにすごい。
阪神高速に自分の運転で乗ってる自分に感動を覚えた2日目。
3日目は東京で一緒に働いていたことのある同僚に久々に会って、
一緒に仕事するタイミングに恵まれた。
元々関西出身のその同僚は、東京ではなく大阪で見るほうが元気に溢れている気がした。
元気そうで何よりだった。
4日目は高級住宅街と言われている、兵庫県の芦屋まで走ったりして、
初めて兵庫県に足を運んだ。
たしかに高級住宅街はすんごいよ、ってね。
5日目、最終日っ!ここで気を抜いて事故って訳にはいかないから、
改めて気を引き締めていこうと自分と約束。
19時30分の新幹線に乗り込まなきゃいけないからね。
忙しさに追われていても、だんだんこの地ともお別れと思ったら、寂しくなってきた。
こっちの雰囲気、好きなんだよね。
人も街並みも、食べ物だって、大好きだよ。
何より15年前、初めて大阪の地に旅行で訪れたときのいい印象
は、今も私の中で永遠でした(笑)。
大阪オフィスの皆さんときちんとしたお別れの挨拶もできないまま、
とにかく急いで新大阪駅へ。
またいつかこの地に来れることを期待しながら、ラストはお土産物タイムっ!
食い倒れ太郎さん、あなたはお土産物コーナーでいつも人気者ですごいよ、ほんまに。
15年前の私は、まさかその後に仕事で大阪にくるなんて想像も出来ていなかった。
アベノハルカス、お初天神、ヘップファイブ…。
見たことのある思い出の景色に、懐かしさを覚える暇は、仕事のせいで全くなかったわけだけど(笑)、それでも大阪は私を優しく迎え入れてくれた。
あのときシャッターを切った、「づぼらや」はコロナの影響でもう閉店しちゃったんだってさ。
さみしいね。
500キロ先の世界(東京)へ22時に無事到着し、
「私の5日間戦争」は終わった。
コロナウイルスの感染拡大は、収束する兆しが一向に見えず、
世界が、日本が、混沌としている中、オリンピックが始まる今夜。
私は「ぼくらの7日間戦争」のテーマソングだった TM NETWORKの
「SEVEN DAYS WAR」を最近よく聴いている。
その中の歌詞に
「ルールと正しさの意味、わからないまま従えない♪」とある。
わからないまま従ってる私たち(日本人)は、間違っているかもしれない。
正しさとはなんだ?
間違えに気が付くことは、しあわせを遠ざけてしまうのか?
命より大切なものはなんだ?
ルールは私たちのためにあるはずだった。
ただ素直に生きていきたいだけなんだ、みんな。
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