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Ubieでアクセシビリティ推進しています

Ubie(ユビー)株式会社 / Ubie Discovery のデザイナーの三橋です。
今QからUbieでは、デザインによる価値最大化サークルというプロダクトにおける品質の改善、価値創出や、デザイン基盤を整えプロダクト全体の生産性を推進する事を目的としたサークルが誕生しました。

デザインによる価値最大化サークルで何をやっているかは別の機会に。

アクセシビリティに取り組む背景

今回は私がコミットしているアクセシビリティ推進について紹介します。
このタイミングで取り組むことになった背景としては、

- ミッションの達成を考えても、やるべき取り組みと感じている
- 今以上にサービスが伸びた後だと、アクセシビリティが取り組みづらくなる可能性がある
- 今取り組むことで、アクセシビリティの思想をデザインの基盤として根付かせる事ができると感じた
- コミットできる体制(ホラクラシーのサークル)ができた

特に、Ubieではミッションに「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」を掲げています。
この「人々」には、テクノロジーの恩恵を受けるすべての人が含まれていると考えています。
そう考えるとUbieがアクセシビリティに取り組む事はミッションに照らし合わせても合致していると考えていました。
また、タイミングとしてもデザイナーも増え、ユビーにおけるデザインの価値について議論してていくなかで、アクセシビリティに対しての取り組みをすることで、プロダクト品質、及び基盤を高めることができると実感しました。
そして個人的な活動( https://contraaast.jp/ )を通してアクセシビリティに対しての意識が高まったのも今取り組みたいと感じた一つでもあります。

どのように取り組んでいるか

大きく3つ意識して取り組んでいます

1/ [やりかたの理解] その道のプロにサポートしてもらいアクセシビリティのチェックを行う
2/ [実行] 優先順位高いところからデザイン、実装していく
3/ [勘所の伝授]社内で進めると同時に、推進する上でのポイントをインプットしてもらう

1/やり方の理解
プロフェッショナルにサポートしてもらう

体制としては、有志で参加している社内のエンジニアと外部サポーターとしてfreee デザイナーをしているmagiさん(Rikiya Iharaさん)に入ってもらっています。
私も含め社内の関わっているメンバーは、アクセシビリティ取り組みたいと感じているものの、業務レベルでアクセシビリティに取り組んだ経験がなかった為、magiさんにチームのサポートとして入ってもらい一緒にプロジェクトを推進する形となっています。

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取り組みたい気持ちはあったものの、まず何をすればよいのかわからない中で、magiさんからやり方をインプットしてもらいながら伴走してもらえる体制にできたことで、スピード感持って取り組む事ができていると感じています。

アクセシビリティチェックの実践
プロダクトのアクセシビリティチェックをmagiさん主導で実践してもらい、どうやるのかを理解するところからはじめました。

freeeで用いているチェックリストを用いて実演してもらい、優先度の高い課題はなぜ対応すべきなのか、それに対してのチェック方法などドキュメントを読むだけではわからない事をチェックのデモを通すことで理解することができました。

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このチェックを通して、どこでつまづきやすいのか、GUIとしてどう振る舞うとよいのか。デザイナーとしても多くの気付きがありました。特にコンポーネントの設計やコントラストなど日々のデザインで意識するだけでもアクセシブルな状態に近づける事ができると感じました。

2/実行
スプリントで取り組む

アクセシビリティチェックを通して対応するべき優先度の高いものにラベルを振り、実装を進める形としてます。
それに対して1週間スプリントとし、週1回レビューを行っています。
また今回、通常のスクラムチームでの開発フローには入れず、サイドプロジェクト的にアクセシビリティ対応のみを行う別スクラムとして扱い進めています。

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3/ 勘所の伝授
レビューを通した学習

レビューにmagiさんにも入ってもらうことで、実装し対応したことがどうプロダクトとしてどう良くなったのか、日々のチェックの仕方などアクセシビリティに対する勘所を養っています。

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さいごに

まだUbieではアクセシビリティ推進は始まったばかりですが、「人々」を適切な医療に案内するというミッションを実現するためには必要不可欠な取り組みだと実感しています。
そして実際に取り組んだことへのフィードバックは、今後ユーザへのインタビューなどを通して行っていく予定です。
この活動を継続的に行っていくために、magiさんにサポートしてもらいつつも、社内のメンバーで推進できる体制を整えていきたいと考えています。

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アクセシビリティの取り組み、プロダクト開発に興味を持ってる方がいましたら、是非カジュアルにお話しましょう!!
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