【大人の発達障害】狂った職場で社会不適合の童貞が死んでいく

３２歳童貞、夏。
──────闇の中────

この格差社会、普通のことを普通にできない自分に居場所なはい。

消えたい。
もう何もしたくない。
勘弁してくれ。
ブラックなんてもんじゃなかった。
この職場は狂ってる。
何より自分の頭がイカれてる。
すみません。
とてもじゃないが、12月まで耐えられません。

「今日から働いてもらうことになりました〇〇さんです。」
2020年7月6日月曜日。
何の事前連絡もなく朝礼で所長から発表があり、新しい方が入ってきました。
年齢はおそらく50代。女性。経理の経験があるとのこと。
私とは席が遠かったが、周囲に溶け込んでいて気さくな印象の方だった。
まだ3日目だというのに早くも巡回監査に同行し、これから引き継ぐことになる担当先も結構な数を割り振られていた。
誰もが主力である退職予定者の穴埋めだと思ったことであろう。

だが、2020年７月15日水曜日、不可解な事件が起きた。