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安全保障の書評と評論

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2019年9月の記事一覧

ドローンとキルウェッブの話

ドローンとキルウェッブの話

サウジへの無人攻撃機での攻撃が騒がれているが・・・こんな感じで、無人攻撃機が爆撃に使われたことが結構騒がれている。

「誰でもドローンを使って安く大量破壊ができてしまって怖い」「米軍としては全くの予想外で、守る手段がない」「今までの戦闘機とか空母とか意味ないんじゃないの」という単純な反応があって、結論、ドローンすげー、ドローンが世界の軍事情勢を変える、中国のドローンに米軍が破れる的な間違った発想が

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バイデン汚職を巡るニュースがなぜトランプ批判に繋がるのか、よく分からない・・・

バイデン汚職を巡るニュースがなぜトランプ批判に繋がるのか、よく分からない・・・

日高さんの本に書いてあった通り、米国民主党の大統領候補となろうとしているバイデン君であるが、かの隣の国の玉ねぎ男と同じく、疑惑のオンパレードの人物である。

バイデンの息子君が、$10Bぐらい低利で中国からお金借りちゃって、なぜかウクライナのガス会社の取締役になって、高給をもらってしまっている件である。これが、米国が民主党政権で、バイデンが副大統領の時の出来事である。要するに、バイデンは汚職をして

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書評『米中衝突の結末――日本は孤立し、自立する 日高義樹論考集』(日高 義樹)



安全保障の本で、いつの日高さん。米国軍についてちゃんと学ぶにはやっぱり日高さんの本の一択であると思うわけだ。まあ、共和党に近い部分は少しだけ割り引いて考えるべきなのだろうが。相変わらず、学びが多いし、しばらく日高さんの本を読んでいるけど、戦力分析的なもの、勢力分析的な意味で、日高さん情報の方向性は正しいと、私は、最近、確信を持ち始めた。

ただ、この本は、最初と最後の整合性が取れていないところ

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