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安全保障の書評と評論

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2017年9月の記事一覧

北朝鮮による太平洋上での水爆実験がありうるかどうか、少し考えてみる

しかし、安全保障系の記事は、アクセスがありません。まあ、日本の危機意識の低さというか、平和ボケというか、何かことが起きた場合の反動が恐ろしいものがあります。普段から備えていない人は、パニクって過激な行動に移るので。

「オバマならよかったけど、トランプになって危ない」

なんていう馬鹿がいると、もう、どうかと思います。今の危ない世界を作ったのは、世界の警察を米国に破棄させ、北朝鮮やISをはじめとし

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北朝鮮の地政学的位置づけ

地球は丸い。google mapsを使って地球を見ると勘違いをしやすいが、google earthを使って世界を見ると、ある程度世界をちゃんと見ることができる。

さて、意外なのが、中国から見た太平洋である。

この図を元に話をする。

中国は海に出たくとも、右のほうは南シナ海である。フィリピンやらインドネシアやらがあって、環礁を埋め立てて基地を作って見たが、フィリピンには米国人基地であって、ベト

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米朝戦争の開戦日を推測する

米国というのは、プライドの高い国である。
米国というのは、絶対勝つ戦争しかしない国である。
米国軍というのは、兵士を見捨てない軍である。

これらを総合すると、米国は北朝鮮を軍事攻撃でないのではなく、軍事攻撃する好機を待っているのである。

北朝鮮側からしてみると明確で、石油パイプラインが絶たれれば、生活が成り立たなくなる。日本が太平洋戦争で開戦したごとく、北朝鮮についても、朝鮮戦争を再開せざるを

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『亡国のイージス』(福井晴敏)

上下巻読んだ。

この手の本は、漫画が読みやすいのだが、連載が途中で終わってしまっているので、小説を読んだ。ちょっと読後かなり時間がかかっているので、イマイチな感想文になっているかもしれないが、お許しを。

(安全保障法制が執筆時に比べて随分と変わっているので、現状においてはここまでひどくはないのだろうが、)まあ、専守防衛の現実というか、自衛隊にまつわる法律的な環境の劣悪さ、を見せつけられるのが、

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