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【日記】220328-0403. 昭和から令和へ (3行日記的に)

昭和な「ぜんざい公社」経理部から、令和スタイルの新部署への異動劇。。。

【今週のこと】

*決算準備を振り返されたことが、よほどご不満らしいオジサマ改めオッサン。
「俺がやってやるから、ミフミが該当情報をすべてとりまとめて俺の所へ持って来い」
待て、コラ。それはやってやるとは言わんのだ。
生憎こちらはそれどころではない。主な確認先が隣りのオバサママネジャーの所管だったのを幸い、暇そうにしているオバサマを捕獲して、「後はお2人でどうぞ」と会議室に放り込む。

*昭和部長には、
・来期初に行う、メンバーの下期1次評価
(同じ部署に残るオッサンが評価する方が、部長もお楽でしょうけど…?)
・この期末ギリギリに出された宿題
(全国各社への来期の依頼事項…来期担当者から発信した方が?
 そもそも1マネジャーが発信する内容ですかコレ?)
を、本当に私がするべきなのか、お伺いを立てる。昭和部長の答えは「両方ともミフミがやれ」。
「特に評価は、途中で評価者が変わるのはなぁ」
お言葉ですが、部長。オッサンが本来の評価者だったのを、秋に私に変更したんだろ、部長とオッサンが!
「とにかく、評価される側が納得できるようにな」
私はこの2年、評価に納得したことないけどな!

*さて宿題。部長のオーダーを受けて、各社に記入してもらうためのExcelフォーマットを作成する。
レイアウトを決めて手を動かすが、進めるほどに(…この仕事、ムダなんじゃ?)という気持ちが強まる。
何というか、業務の切り分け方が中途半端なのだ。部長の指示どおりに作るなら、目的を叶えるために同種のシートがあと2チーム分必要になる。それは各社側の業務負担が3倍になるということだ。
フォーマットのたたきを持って、リーダーに相談する。
「やっぱり、とりまとめて、経理全体で1シートにすべきだと思うんです…」
「うーん、確かに片手落ち感漂うよなあ…」
リーダーと2人、部長に確認打合せの時間をもらいに行く。部長曰く、
「なら、明日の夕方だな。夕礼の後な!」
おい、その夕礼って、転出者の挨拶だろ。最後の挨拶も済んだ後に、まだこの手の仕事をさせる気か…。
軽く目眩を覚えるが、コロナ影響で延び延びになつていた新上司との面会時刻が迫っていたのでダッシュで事務所を出る。

*翌日、大量に買い込んだお菓子と共に出社する。
お菓子をデスク下に置き、その隣りに空のダンボール箱をセットする。経理での出勤日はあと1日残っているが、今日のうちに私物を社内便に乗せないと新年度初日に届かない可能性があるのだ。
机の上にはボックスファイルをスタンバイ。後任者の役に立ちそうな資料はとりあえずボックスファイルに、新部署でも使えそうなツールや資料はダンボールにぼんぼん仕分けていく。不要な資料はシュレッダー行きだ。そのシュレッダー行きの束の上に、
「承認お願いします」
バサリと伝票の束が置かれる。…心臓に悪い。さらにオッサンが「これだけはやって行って」とわんこ蕎麦のように仕事を重ねに来る。ホントにみんな、容赦ないな。。。

*例の宿題以外のすべての仕事の始末を今日中に着ける、と決めてキリキリ働くうちに、あっという間に夕礼の時間だ。そこで挨拶の内容をまるで考えていなかったと気づく。
トップバッターに指名され、当たり障りのない話をして、花束をもらう。綺麗で嬉しいが、「花を潰さないように、持ち帰りの私物は最小限にしなきゃ」と味気ないことを考える。
夕礼後、部長席へ行くと、「部長、タバコ吸いに行っちゃったよー」だと。
とって返して現チーム、前チーム、その隣のチーム、とメンバーに一言ずつ声をかけながら用意のお菓子を配り歩く。イベントホール時代のチラシ配りを思い出す。最後にお菓子と書類を持って部長席に行き、何度目かの談判だ。

*リーダーと2人がかりで臨んだが、結局、部長は意見を変えなかった。
「とにかくやればいいんだよ」と言われて気がついた。コレ、部長が上長だか監査役だかから出された宿題なのだ。部長にとっては、「やった」という格好さえつけば内容は二の次ということだ。相変わらず、上向いて仕事してんなー。
経理部在籍最後の発信が、こんなもんか。なんだか虚しくなってくる。
せめてもの腹いせに、
「私、発信逃げになってしまうので、不明点は部長に、て書きますよ!」
と言ってやる。
ぼやきと私物をダンボールに詰めて、社内便発着所へ出しに行った。

*出勤者が半分の、勤務最終日。リーダーもミィ女史もお休みだ。
今日中に最後の宿題を終え、まだ見ぬ後任者への引継ぎ準備を終え、業務PCと業務スマホの設定変更を終えて出て行かねばならない。できれば新部署から新しいアドレスに来ている大量のメールや資料にも目を通したい。
部長宿題の最終手直しをする。部長から言われた修正点を反映するついでに、フォーマット自体に「発信者はミフミだが、やりたがってんのは部長だよ!」とわかる書式を突っ込む。作業中、珍しく「承認、大丈夫ですか?」とメンバーに訊かれ「ごめんなさい、オジサマにやってもらって」と頼んだ。すると
「最後までしっかり働けよ! 
 おまえ、責任感てものが無いのか!」
とオッサンの怒声。…それ、この1年のアンタやろ。。。

*冷静に言い返してオッサンに承認作業を振ることに成功したが、私のライフはもう限界だ。怒りだか恐怖だかで肩や腕が小刻みに震え、脳みそもまともに働いている感じがしない。「穏便に、穏便に」の呪文は効力を失い、ついにランチ後、会議室に籠城した。
「提出はオッサンに」「不明点は部長に」
「ミフミは異動。後任者不明。このメアドは来期閉鎖」←非道
として、完成したフォーマットと依頼文書をグループ各社に一斉メールしてから、PCの設定変更作業に進む。
並行して、「アナログ置き手紙」…ボックスファイルの資料を再度精選、不要資料を除いて、テーマごとに分類し簡単なメモをつける。参考資料程度のものは、別のボックスにまとめる。
先に設定変更が済んだ業務スマホで、まだ見ぬ後任者(候補の2名)の来期のメアドを探し、「Teams捜索は高難度ゆえ、まずはボックスファイルの紙資料を見ろ」メールを下書きしながら、持ち帰り私物をリュックにつめ、退出準備。
おおよその目処は付けたが、新部署からの大量の「読んどいて」資料は結局手付かずだ。

*終業直前、デスクに戻るとメンバーからの餞別?と「折り返しTelメモ」が詰まれていた。
餞別を見た時の、もの凄い「しまった!」感よ。。。オジサマとの怒鳴り合いにビビったか、私に愛想尽かしたかもう明日転出の上司に興味ないか、誰も会議室に声かけに来ず、私も完全に失念していた。
まぁ部内夕礼後のお菓子配りでメンバーと一言ずつは喋っているし、特に心配なメンバーには別途、少しのおしゃべり時間を設けて期末を迎えたが。
旧チームや隣の部署で、わざわざお別れを言いに来てくれた人もいた。もちろんこちらから出向いた人も。そういった付き合いほどには、自チームに気を割いてこなかった、メンバーにとって「承認マシン」以上の者にはなれなかったということだ。

*オッサンは私の電話中に黙って帰って行った。 なんとも後味が悪い。
少し残務整理、来期居残りのメンバーは全員定時に退出して、席にはもうチーターしかおらず。彼女も明日から転出だ。
午後中を引継ぎに費やしていた彼女は、引継ぎメンバーのやる気のなさに怒りまくっていた。
「あー、爆弾落として帰りたい!」
その気持ち、ちょっとわかる。チーターを労いつつ、PCと私物を担いで、一足先にフロアを出る。ビル入口で守衛さんとモニュメント像に挨拶をして、私の経理生活が終了した。

*帰りの電車の中で、新部署のスケジュールを確認する。
新部署は今回、大規模増員のため、初日の朝から全体朝礼、転入者オリエンテーション、年度計画説明会、部別会議…と流れがかっちりしっかり決まっていた。
その内容から明日のドレスコードと荷物を考え、帰宅後すぐにセットして、早めに就寝した。(とか言って、この夜に私用スマホの機種変更をしていたり、結構ツメツメだったのだが…)

*一夜明けて、一応ジャケットを羽織り新部署へ。転入者は大型ディスプレイだらけの会議室に集合し、PCを開いて朝礼に臨む。
「ではまず、転入者の挨拶から」
上司に呼ばれて前へ出る。どういう巡り合わせか、ここでもまたトップバッターだった。
違うのは、経理の夕礼が全員集合のリアルスタンドだったのに対し、今回はカメラの向こうに向かって挨拶するサイバースタイルだ。
あぁ、本当に令和の世界にワープしてきたんだ、と思った。

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