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誰かのためにもならなそうなことを、いつかのわたしのためにつらつらと。 消えちゃいたい気…

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誰かのためにもならなそうなことを、いつかのわたしのためにつらつらと。 消えちゃいたい気持ちの答えを探して、気づけば心理師になったわたし。 相容れないのに興味深い夫と、人になつきすぎる娘との三人暮らし。

最近の記事

検査報告書とわたし

仕事柄、心理検査を任されることが多い。 特に最近は、発達障害の診断や、こどもや自分の特性を理解したいというオーダーで、知能検査をとることが多い。 いわゆるウェクスラー式知能検査というものである。 これひとつで発達障害かどうかがわかるわけではないけれど、能力の特性としてどんなことを苦手としていて、逆にどんなことを得意としているのか、そんなことが推測できる検査内容である。 検査を取ること自体は、覚えてしまえばそんなに難しいものではない。マニュアル通りに行えば、できることはでき

    • 死の憧れの先へ

      毎日があっという間に過ぎ去っていく。 こどもは予想を遥かに超える速さで成長し、 対して愛犬たちは日に日に衰えていくのを痛感する。 そのどちらにも寂しさと切なさがあり、 時の流れはわたしに歓び以上の哀愁を残していく。 生にはいつも死がついてくる。 子どもの成長は、 愛しい子ども時代の死を連れてくる。 愛犬や親の心身の衰えはそのまま、 別れの時を目の当たりにさせる。 そんな切なさの中で、 わたしたちは何をあたためて生きればいいのか。 何に想いを馳せながら生きていけば、 わたし

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