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元教授、北海道エスコンフィールドで驚きの連続: 定年退職 116日目

昨日、プロ野球のオールスターゲームをテレビ観戦しました。今年は北海道の新球場、エスコンフィールドで初めてのオールスター開催ということで、非常に楽しみにしていました(タイトル写真、注1)。エスコンフィールドは昨年完成し、プロ野球の北海道日本ハム・ファイターズが本拠地をこちらに移転していました。昨年、私はこの球場を訪れました。

その時は試合を見るのではなく、純粋に「球場」を見に行ったのです。昨年夏、札幌で国際学会が開かれ、その帰り道でした。飛行機の時間まで1〜2時間の余裕があったので、私は当初、早めに空港に行きゆっくり食事を取るつもりでした。しかし、空港へ向かう列車から外の景色を眺めていると、森の中にエスコンフィールドが見え、その魅力的な外観に惹かれ、急遽、途中の北広島駅で下車しました。事前情報はありませんでしたが、新庄監督の肝入りで建設された令和の新球場ということで、必ず興味深いはずだと確信していました。

突発的に電車を降りたため、球場を外から見るだけでも満足と思い、とにかく近づこうとしました。道がわからなかったので最初は徒歩でと思いましたが、ちょうど直通バスが来たため飛び乗りました(後で調べたところ、距離は数キロあり、バスが正解でした)。試合がない日にもかかわらず、多くの乗客がいました。


到着すると、その一帯は球場だけでなく「F ビレッジ」という複合施設で、その中の一部が球場になっていました(下写真)。さすが北海道、広大な土地を活用した壮大な計画がなされたようです。ホテルや様々な施設が併設されており、家族が楽しめる遊戯施設もありました。特に面白かったのは、1/10くらいに縮小されたミニチュア球場があり、家族連れが楽しそうに写真撮影をしていました(下写真)。

F ビレッジの全体像(注2)
家族連れが楽しそうに写真撮影をしていたミニチュア球場

まず、エスコンフィールドは外観だけでも洗練されたデザインで、期待が高まりました。中に入ると、試合がない日にもかかわらず多くの来場者がいて、まずそれに驚かされました。そして、通常の野球場のイメージとはかなり異なっていました(自宅に近い甲子園も改装されていますが、基本的には従来の野球場の形態を維持しています)。観客席に行くまでに広々としたスペースがあり、きちんとした食事も楽しめます(日本ハムによる食事処もありました(下写真))。野球観戦だけでなく、食事を楽しみに来る人も多そうです。

日本ハムを使った食事処

いよいよスタジアム内部です。最上部に入り口があり、グラウンド全体を見渡せる構造になっていました。特に、開閉式の屋根が開いていたため、天然芝の緑が鮮やかでした。外野のセンター方向は大きなガラス張りで、夜になると美しさが一層際立ちました (タイトル写真・下写真、オールスター戦のテレビ中継より)。

天然芝の緑が鮮やか
夜になると美しさが一層際立つ(注1)


球場のお土産店にも少し立ち寄った後、急いで電車に乗りました。千歳空港で研究室へのお土産と、奥様に還暦祝いのシマエナガの置物を購入し、大阪へ帰りました。

購入したシマエナガの置物


さて、昨日のオールスター戦に話を戻します。テレビで観てもエスコンフィールドは一段と美しかったです。パリーグの中嶋監督は、北海道ファンのことを考え、スターティングメンバーを全て日本ハムにゆかりのある選手で揃え、さらに日本ハムの過去のユニフォームを多数着用させました(下写真)。加えて、元高校球児で甲子園の通算最多安打記録を持つ山崎「投」手を2番に起用するなど、サプライズの連続に笑ってしまいました(日本ハムの新庄監督も茶目っ気のある方なので、その案に賛同したのでしょう)。

日本ハムの過去からのユニフォーム(注3)

ちなみに、その山崎選手は投手でありながら両チーム初のヒットを放ち、拍手喝采を浴びました(下写真)。しかし、その後9失点10安打(最多失点・安打の記録)と打ち込まれましたが、それもオールスターならではのご愛嬌でしょう。

山﨑選手のピッチング、バッティング、そして9失点の惨事(注1)

これほど序盤から盛り上がるオールスターは初めてで、非常に楽しく観戦させてもらいました。今後もこのような遊び心のあるゲーム運営を期待したいです。


そろそろオリンピックが近づいていますね。そのうち、そちらもぜひ書かせてもらいますので、ご期待ください。

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注1:ABCテレビ:テレビ中継より
注2:F ビレッジのホームページより
注3:エスコンフィールドのホームページより


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