元教授の鞄の中身（その４、より軽いものへ更新）：定年退職13日目

毎日持ち歩く私の鞄の中身は、日々アップデートされています。と言いますのも、以前は大学へ車で通勤していたので、鞄の重さは気になりませんでした（何でも中に放り込んでいました）。定年退職後は毎日鞄を持ち歩いているので、軽さを求めて試行錯誤を繰り返しています。今回は、前回「その３」から更新した点をご報告することにします。

まずはiPad（iPhone）スタンドです。以前お薦めしたBoYataは頑丈でとても気に入っていたのですが、さすがに毎日持ち歩くには重たいと感じ、家での使用に限定することにしました（MacBookAirでも使えるので重宝）。その代わりに、Amazonで手頃な価格のプラスチック製スタンドを見つけました。重さも値段も1/3ほどになり、iPadを立てかけるだけならこれで十分です。

次にノートです。これも、RHODIAのメモ帳が大のお気に入りでしたが、やはり冊子になると軽くはありません。そこで、学会出張のたびに趣味で集めていた各ホテルのメモ用紙を活用することにしました。ホテルのメモ用紙は、ベッドの横に大抵10枚程度置いてあるのですが（持ち帰っても怒られないはず。一応、数枚はいつも残しましたw　もちろん、ペンは持ち帰りません）、宿泊の記念として20年くらい少しずつためてかなりの量になりました。しかも紙質がよいことが多く、デザインもお洒落です。そして一番うれしいことは、使うたびに楽しい思い出がよみがえるのです。海外のメモ紙もまだ残っていますので、楽しみながら使っていきます。

最後に、モバイルバッテリーです。初日に大容量の重たいものを鞄に入れて辟易して持ち歩きを止めましたが（「その１」参照）、緊急で必要なことがあり、最近購入していたCIO社のモバイルバッテリー（SMARTCOBY SLIM）を持ち歩くことにしました。容量は5000mAhとそれほど大きくないのですが、緊急時はこれで充分です。何より超小型で超軽量というのがうれしいです。

このアイテムは、偶然YouTubeで見つけたものでした。当初は一般販売がなく、クラウドファンディングでのみ入手できる商品でした（今は購入可能になりました）。Makuake社でクラウドファンディングをしていたのですが、私はこのシステム自体も初めてだったので、半分は面白がって（半分はプロジェクト実行者を応援する気持ちで）購入してみました。最終的にはCIO社が希望した何十倍も基金が集まり、それを元に会社が開発を進め（時々メールで進捗報告あり）、数ヶ月後に我々に届きました。翌日に商品が届くAmazonなどのシステムに慣れている私にとっては、数ヶ月待つのは少し苦痛でしたが、応援しているという気持ちも含めて楽しみに待つことができました。

実際に手に入れたモバイルバッテリーはカタログ以上に衝撃的に小さく感じ（名刺サイズ、厚さも12mm）、しかもかなり軽量（108g）で驚きました。これなら持ち歩けます。むしろ、持っているかどうか鞄の中を探してしまうくらいの逸品です。

今回これらのアップデートをご報告しましたが、鞄の中身はまだまだ進化中です。次回の第５弾もお楽しみに！