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元教授、駅前のカフェで2時間限定の仕事(その2、スタバの魅力):定年退職15日目

家に帰ってうちの奥様に前回(その1)の話をしたら、ホリーズカフェのルーツ知ってる?「からふね屋珈琲店」だよ、と言われました。メニューにダッチコーヒーがあるのはその名残なんだそう。なるほど!大学時代に夜中に何度も通った「からふね屋」か、そして不思議な懐かしさはそこから来てるのかと、思わず膝を打ちました(古い表現ですね)。


今回は、こちらもよく行きます「スタバ」の話をしたいので、少しお付き合い下さい。私が「スタバ」と初めて出会ったのは、アメリカでの学会中でした。時期はよく覚えていませんが、約20年ほど前、多くの海外の出席者が人魚のロゴのついたタンブラーを持って、講演会場に入ってきてました(タイトル写真。若い人は、売っていたバナナやリンゴも一緒に)。日本の学会では持ち込み自体考えられないことでしたが、私は驚きとともにそのかっこよさに感動しました。そう言えば、留学時代(約30年前)には、夕方のゼミが始まる前に、教授がコーヒーのタンクと馬鹿でかいピザを何枚か、そして生野菜・フルーツを山のように持ってきていました。ベーグル(重さと食感にびっくり)の時もありました。昔からそういう伝統なのですね。


話がそれましたが、 スタバの店内は、ホリーズカフェに比べると照明がやや暗く、BGMも落ち着いた感じです。また、多くのスタバには、仕事をしてくださいと言わんばかりの大きな机があります(京都にも、「進々堂」という大きな机で有名な喫茶店があります。これも仕事・読書歓迎の机でした)。お客さんも、そのお洒落な感じを求めて若い人が多く、長時間いる人も多いので、いつも店内は混んでいました。アルバイトも人気で、うちの研究室の学生も何人かバイトをしていて、ブラックエプロン取得者(よくわかりませんが、何か特殊な技能を認められたらしい)にもなっていました。


スタバはお洒落なだけでなくコーヒーがまたおいしいのです。私が特に好きなのは、アメリカーノという、エスプレッソをお湯で薄めたものです。休みの日にはUberEatsで、それをデリバリーで頼んだりします(タイトル写真。朝一に頼む時は、UberEatsにちょっとチップも奮発)。ちなみに、テキサス大学を訪問したときには、院生お薦めの学内のカフェにアメリカーノのアイスコーヒーがあり驚きました(アメリカでアメリカーノって! しかもアイスコーヒーだし)。


私のお気に入りのスタバは、家から数kmくらい離れていて、日曜日の散歩の目的地として最適なので、一時運動のためによく通いました。そしてその後に、コーヒーを飲みながら少し仕事もしました。特に周りに受験生がいると、その熱気に押されて仕事が進んだ覚えがあります。ただ、その後は歩かずに、北大阪急行で一駅乗って帰ってきました(この区間は大人100円と、とんでもなく安いからというのが言い訳です)。

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