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ふたりのゆうこ(598文字)


ヤサコ と イサコ

小此木優子 と 天沢勇子

おこのぎゆうこ と あまさわゆうこ


電脳コイル

コイル電脳探偵局


イサコ「ましゅまろの ま は
    まっしろの ま。
    こいつ なにも わかってない。」

ヤサコ「ほんとうは
    いたいことされるのが
    すきなくせに。」



思いやりに満ち溢れている子、と、
見られがちで、

ほんとうは、
自分の欲に忠実で素直なだけのヤサコ。



きつい性格でちょっと怖い天才、と、
思われがちで、

ほんとうは、
ちいさなまいごのこどもなイサコ。



無邪気な妹に振り回されるお姉さんの優子。

居なくなった兄を探し続ける妹の勇子。



電脳コイル。


電脳コイルの登場人物たちは みんな、

もうひとりのわたし を

さがしつづけている。


ほんものの もうひとりのわたし は

この作品の中では たったひとり。


ミチコさん。


電脳幽霊のような扱いを受けているけれど

ほんとうはちがう。


かつて ヤサコやイサコと
おなじデバイスで 遊んでいた、

開発のテストプレイをしていた

初期メンバーのひとりが

どんなオモチャで遊びたいか

この、メガネという拡張現実で
なにができたら嬉しいか

メガマス社(コイルス社かも)の社員にたずねられ、
こたえた。


「わたしが もうひとり いたらいいのに。」


そうして うまれたのが ミチコさん。



ミチコさん みつぎもの
つぎの こどもの でんのうたい


神社に逃げ込めば
サッチー(敵)に襲われないよ⛩️



🐈おねがい、マリリンマリーン!🐈

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