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経営に魔法はない

年間に、複数の新規相談が届きます。
我々にとっては、新しいご縁、コンサルティングの始まりはワクワクします。誰1人、どの施設をとっても、同じパターン、同じやり方はありません。1つ1つ、それぞれに合ったストーリーがあるからです。新しい出会いを通じて、それを一緒に紡いでいく、その面白みにワクワクするのです。

お互いの相性もあるので、全てが成約するわけではありません。

期待していたお話しではなかったのでしょう。ガッカリして帰る方もおられます。その理由の大半は、「何か、上手い方法を教えてもらえると思った」という期待です。「そんなものがあるわけないでしょう」とお話しすると、「そういうノウハウがあるんでしょう。コンサルってそういうものだと思ってました」と言われます。

もちろん経営をする上で、長く経験をしていないと知り得ない知識・情報があります。他社、他施設の成功事例を引用、活用することもあり得ます。それがノウハウと言われれば、そうなのかもしれませんが、ご自身の経営は、自身の性格と考え方に従業員&ユーザーとのハーモニーで作られていくもの。時短・省力、他人のノウハウで、結果が出せることはないので「そんなものがあるわけないでしょう」とお返事しているのです。

経営は生き物のように、どんどん変化し、移り変わります。いま、上手くいってるやり方でも、知らないうちにズレが生じて崩れていきます。経営に魔法はありません。その時々に対応し続け、1つ1つを積み重ねるほかないのです。

我々は、その併走者であり、助走者です。
そういう存在が数多くいることは大きな武器になります。そんな経営者は、いつも安定していて、活気があるように見えます。


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