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涙の数だけ強くなれる?んなもんクソ食らえ

どうも、みっちゃんです。
少々過激なタイトルからはじめてしまいました。今回は重たい話をしようと思います。私の脳内を思いのままにさらけ出していくので、まとまりも結論もない文章になってしまうかもしれません。悪しからず。


アカペラが好きません

「アカペラをやればやるほど苦しい」
いつ頃からか、はっきりとした時期は私にもわかりません。ある時ふと、なんでアカペラやっているんだろうと考えた時に、「楽しいから」は違うなと思ったんです。だって、アカペラにおける楽しいときってほんの一瞬じゃないですか。それに毎回必ず楽しい瞬間が訪れるとも限らない。アカペラ楽しいからで頑張れてる人って実際どのくらいいるのでしょう。
ハモるのが好きなら別に合唱でもできるし、音を重ねるということまで広げたら吹奏楽やオケなどでもいいわけですよ。それにもかかわらず、アカペラを続けている意味とはなんなのでしょう。私は人を惹きつけるような魅力的な声は持ってないし、悪い意味でアーティストの歌い方に染まってしまうので自分らしい歌い方もわかりません。今まで組んできた中で私でなくとも成り立つバンド、たくさんあると思います。バンドメンバーが他のところで活躍しているのをたくさん見て、きっと上手くいかないのは自分がいるからだと何回も思いました。また、自分は技術職やプロデューサーなど裏方としてあれこれしている方が向いているのではとも何度となく思いました。

とはいえ、不思議なことにアカペラをやめる方向には向いていません。やめるには現状があまりにも消化不良すぎるからだと思います。これ以上頑張れないってところまで練習できてないし、納得いく状態まで仕上げられてもないし。辛いのになんかやめられないって麻薬みたいですね。やだやだとか言いつつも、ふとした瞬間にあの部分の歌い方どうしようとか結局アカペラのこと考えてるし…

そう、1つ勘違いしてほしくないのは、サークルが嫌いなわけではないということです。所属サークルの存在は好きだし、その中での人間関係も(私視点では)良好だと思っています。また、他大のアカペラーとも関係にも全く悩みはありません。人間関係についてはむしろ恵まれているとさえ思います。自分の中に問題があるのです。裏を返せば、所属サークルというコミュニティが好きであるが故に、アカペラから離れられないという状況に陥っているともいえそうです。


逃げたい

私は大会(審査有りのイベントを含む)の結果を見るのが嫌いです。
何も結果を残せないことに対する劣等感と、素直に人の成果を喜べない人間性的な部分の劣等感と、二重の劣等感を感じてしまってかなりキツいです。喜び系のツイートにほとんどいいねリポストできないのもこれが大きいです。一時期某大会系のポストを全部ミュートしてたこともあります。悔しいけど通った人おめでとうって言える人は、私からしたら仏的な存在に見えます。でも私に関しては余計なこと言ってしまわないように黙るしかできない。ステージで輝いている人たち、楽しかった、もっと上手くなりたいと言っている人たちが眩しくて、目を背けるために情報をシャットダウンしようと身体が勝手に動いてしまいます。しっかり防衛機制が働いてしまっているようです。あと劣等感に加えて、恐怖も感じています。事実、周りの身近な人たちがめきめき上達して褒められて大会で活躍しているのがあって、すさまじい勢いでどんどん遠くに行ってしまった感覚があります。(もちろん皆努力はしているのだろうと思います)自分だけ蟻くらいの歩幅でしか進めていない、ひたすら置いてかれている気がしてならないのです。

比較しなきゃいいって話だが、大会に出す以上、嫌でも順位づけはされるし… そしたら次は嫌なら出すなって話になるけど、優勝とか全国大会出場とかそこまで行かずとも、二次とかいう次の段階にすら行けてないのがどうもやりきれなくて。それなのに、出しても結局どうせ落ちるだろうな、とか、期待してもがっかりするだけ、とか考えてしまいます。本当にどうしようもない性格です。「いっそのことお前は下手なんだから出しても意味ない。やめとけ。」って言ってくれた方が何倍もマシなのではないでしょうか。アカペラで成功体験を積むことはとてもハードルが高いと感じています。それは「大会に勝つこと、審査ありのイベントに出演すること」=「成功体験」という式が無意識のうちにあったのではないでしょうか。しかし、それは本当に正しいのか。
例えば、練習の時にずっと微妙だったところがやっとハモれたとか、そういうのにも目を向けて、できたことを言語化してメンバー内で共有する。これは上手くいったことではないのか?些細なことへの注目が足りないだけではなかろうか?意識を変えるだけで自己肯定感や自己効力感も上がっていくかもしれないと最近思い始めました。このことに気づけただけ、これからの心持ちが変わっていきそうです。
とは言ったものの、辛いものは辛いので、アカペラ関係の情報を極力目にしないよう、Xのアカペラアカウントをログアウトしたり、アカペラ関係のワードをミュートしたりしました。アカペラ以外の活動に注力し、ボランティア活動をやったり、試験に向けて勉強に取り組むことにもしました。今までアカペラを拠り所にしていたところを、思い切って改革した次第であります。


アカペラから離れた

ちゃんと宣言するのははじめてかもしれませんが、まずアレンジャーやめました。というのは依頼は一切受け付けない、1人アカペラなど自分の趣味として気がむいたら書くことはあるくらいまで制限しました。(お料理は趣味の一貫なので例外) そうしたら幾分か気持ちが楽になりました。
そして、今年は1回もアカペラの練習がない月が何回かありました。これは休もうと決めてたわけではなく、たまたま生まれました。正直な感想を述べると、お家でご飯を食べられる日が増えて嬉しかったです。外だとどうしてもケチって栄養バランスがよい食事が取れないのと、時間がなくて移動しながらご飯食べるのが基本なので、ワンハンドで食べられるものという制約が出てきてしまいます。お家が遠いので、睡眠時間を考えると練習後にお家でご飯を食べる時間が取れないのでこうするしかないのです。あと何もないと早く帰れるので早めにお布団に入れます。まあ実際のところ、このおかげで睡眠時間が増えたはかなり怪しいですが…
良いことしかなかったってものすごい皮肉ですね() 結局他の活動に手を出して、忙しさは大して変わっていない(逆に今の方が忙しい説あり)のですが、辛くなることが減った分メンタルはそこそこ生きてます。
去年の秋口頃に、2年目いっぱい休会しようかなとか、3年目活動控えようかなとか、信頼できる方の一部にちょこちょこ漏らしていました。けどなんかずるずると今年の五月祭まで続けてきまして… もっと早い時期からお休みが必要だったなと反省しています。アカペラに限らず、お休みするのが下手くそなのもどうにかせねばと思っています。何もしていないのが落ち着かないのも性格なのもあって、常にworkしていたいようです。(暇な時間ができるとどうも虚無タイムになってしまう) が、これからは身体の声にもっと耳を傾けることを心がけようと思います。


今思うこと

CLに出ることができたり、インカレバンドを組んだり、イベントに出られたりしても満たされないモヤモヤの正体がずっとわかりませんでした。ありがたいことにこれまでいろんなバンドを経験させてもらい、最近になってようやく答えらしいものを見つけました。サークル内同期バンドでもっと活躍したいって。2年前にアカペラの世界に飛び込んできて、唯一同じ時の流れを経験している仲間だもんね。とっても大切な仲間と一緒に作り上げる音楽が楽しくないわけないもん。ご縁あって今は2つも同期バンドを組ませてもらっていて、それらは大事にしたいと思ってるし、人一倍はりきってる節あるし。 縦バン、インカレ、それぞれ違う良さがあってどのサウンドも私は好きです。それでも、いろいろな編成がある中で同期バンドって特別だよね!

ところで、最近審査される機会があったのですが、審査員からのコメントに「良いですね」と書かれていて驚いたということがありました。どうせボロクソ言われるんだろう…と覚悟していたので思わず動揺してしまいました。とにかく自己肯定感、自己効力感が低いことが悩みというか課題だったので、そのおかげで少し自信につながりました。あとは基本的に反省点しかないような自分なのに、ここ良かったよとか強みだねって言ってくれる方が時々現れまして、こんな自分でも良い所あるんだって思ったこともありました。やはり何歳になっても褒められるのは嬉しいものです。自信がついてはへし折られの連続でなかなか上手くはいきませんが、地道に研究していきたいと思っています。単純に歌の上手さや魅力度でいったら上はたくさんいるけど、コンテンツ力と表現力に関しては今あるものを大事にしたいです。理想としては、他の人がコピバンしたくてもこれはできないわと思わせられるくらい。(コピバン自体は全く否定しないし、するのもされるのも歓迎です。) あとはアカペラはじめて以降ピッチ感と発声がどんどん退化しているので、毎回しっかり確認したい……のびしろ…… 通学時間や学業面で他の人より時間的制約が厳しい中でも、できる限りの努力はしていきたいです。

おわりに

アカペラが楽しいとか大好きとか、活躍してる方はみんなそう思っているのではないかなと思います。でも私はもうアカペラ始めた時みたいな楽しいっていう感覚は取り戻せないかもしれない。いっぱい迷っていっぱい悩んでその中で少しでもいいから、自分らしさを歌にできたらいいなというのが今の気持ちです。(何の巡り合わせか、今の持ち曲がこういった感情を乗せやすい歌詞なので大変やりがいがあります…笑)別に誰にも刺さらなくたっていいです。あゝみっちゃんだなぁって思ってもらえれば十分です。残り1年3ヶ月は自分が自分のために歌っていこうと思っています。もう少しだけあがいてみようか。

最後に、ここまでお読みくださった方、お目汚し失礼しました。でもありがとうございます。とりあえず学生のうちはアカペラを続けていそうなので、温かい目で見守っていただければと思います。2023年のうちに腐った心根を浄化させておきたかったので、これで清々しく2024年を迎えられそうです。

長くなりました。次は学生アカペラ卒業近くになったら総括として書きましょう。ではまた。


みっちゃん




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