気がきかない人への福音
私は、とても気がきかない人です。パッと電話に出られない。パッと椅子を差し出せない。「さあ、これからみんなで、机と椅子を並べましょう」みたいなときに、まったく役に立たない人間です。
そんなとき、今日みたいな聖書の箇所(マルタとマリアの箇所。ルカ10:38-42)が、福音になるのです。なんの仕事もしないで座っているだけのマリア。気がきかない人だったのかもしれませんね。それでもイエスは、マリアをよしとしてくださる。私みたいに気がきかない人間にとっては、これはまさに、なぐさめの物語です。
(ついでに言えば、もっと何もしないのが、弟のラザロですけどね。復活しただけです。これもまたなぐさめです。)