仕事の成果が出ない理由を努力や能力のせいにしてはいけない
気軽にアウトプットができる場が欲しくてnoteを始めました。
2022年1月17日にone-Record株式会社を創業し、同年5月末には、「天職の見つけ方」を出版し、amazonベストセラー入りしました。
そして、2022年10月からは「キャリアコーチ+職業体験」の2つを主軸としたRight jobのサービスをリリース。
2023年5月にはVCから資金調達も完了しました。
2023年8月時点でRight jobでのキャリア相談数は200回以上。キャリアチェンジの成功事例も増え、職業体験はWebマーケ、Webエンジニア、企画、営業系の職種、広報、人事、経理など10職種をリリースしました。
事業拡大に奮闘する日々を過ごしながら、皆さんがキャリアでどんなことに悩んでいるのか、天職の見つけ方、様々な職種に関する深い知識が自分の中にめっちゃ溜まっています。
今回は「仕事の成果が出ない理由を努力や能力のせいにしてはいけない」というテーマで書きます。
自分は起業家になってから全然仕事の成果が出なくなった
まず、Right jobにご相談に来る多くの方は、自分に合う仕事がわからなくて相談にきてくださいます。特に今の仕事が向いてなくて、もっと自分に向いてる仕事があるのではと未経験転職にチャレンジしたいと考える方です。
私自身も、向いていないことを仕事でやることの辛さは、起業してより深く理解しました。
会社員時代は仕事に対して自信を持っていました。それなりやろうと思えばできる人だと思っていたのですが、起業してみると、採用、事業作り、開発、マーケティング…多岐に渡る業務に挑戦する中で、なぜか仕事がどんどん苦痛に感じ、しんどくなりました。
「私が選んで決めた仕事だ」と自分を奮い立たせながら毎日体の重さを感じ戦ってきました。しかしながら、さらにうまくいかないことが重なるようになり、自信を失っていきました。自信を失っていくと、当たり前のこともできなくなりました。やり忘れも頻繁に起こり、どんどん悪い方向に行き「自分って何もできない人だな」と自分の存在価値まで疑うほどになりました。
キャリア相談に乗る仕事をしているのに、自分が仕事に悩んでいる状態です。医者は患者の診断はできても、自分の診断はできないと言われるのがよく理解できました。
成果を出すためにやったこと
このままだとまずいと感じ、代表秋山に強み分析をしてもらい、強みと弱みを明らかにしてもらいました。つまり、Right jobで提供していることをそのまま秋山にやってもらいました。
蓋を開けてみると、人に自信を与えられる資質があるのでキャリアコーチのような仕事は得意ですが、調整や折衝が発生する仕事が苦手であることがわかりました。前職でも人との折衝はうまく避けてきていたからこそ、楽に働くことができていたことに気づきました。
そのため、調整役や外部との折衝が必要なやり取りはできる限り仕組み化するか、他の人にお願いするようになりました。
そして、私が得意な仕事である、キャリアコーチ、採用、開発の仕事に集中するようになり、少しずつ成果が出るようになって、自信を取り戻すようになりました。
努力不足や能力のせいにしてはいけない
人との折衝が苦手であることがわかり、最初は仕事をする上で致命的な欠陥だと思いました。
しかし、弊社には大切にしている価値観があります。
「全ての人には必ず才能と個性がある」
最初私が仕事で成果が出ない理由は、努力不足や能力が足りないことだと思いがちでした。しかし、起業するとやることが多すぎて無限に仕事ができます。闇雲に仕事をしたところで成果は出せません。だからこそ、私が力を注ぐべきところはどこなのか本気で知りたいと思いました。
「自分がどこに力を注ぐべきなのか」はどんな方でも知りたいのではないでしょうか。1日8時間も仕事をして、その努力が報われないことほど苦しいものはありません。
努力が足りないともっと仕事を頑張ろうとして残業をしても結果に結びつかなかったとき、自分には能力がない、優秀な人間ではないと感じるようになり、仕事がどんどん辛いものになっていきます。
「努力不足や能力のせい」にしてしまって、世の中の多くの方が才能の宝の持ち腐れになっています。
本当はITエンジニアとして活躍すべき方が営業で仕事をしていたり、Webマーケターとして活躍すべき方が人事をやっているといった、仕事内容のミスマッチは世の中たくさん起きています。
Right jobにはこういった「自分に合った仕事がわからない」と悩んで相談する方が毎日のように来ています。全ての人には必ず才能があるにもかかわらず、ただその才能を活かしきれていないという事実に、大きなもどかしさを感じてきました。
Right jobを提供する意義を大きく実感した
私が向いていない仕事をやることの辛さを知るようになったことは、よりRight jobを提供できている自負心を持てるきっかけになりました。
正直、天職を見つけたいと考えるならRight jobはどんぴしゃなサービスであるという自信があります。
Right jobを通して、自分がどこに全力を注ぐべきかを知り、仕事を楽しみ、個性と才能の王になってプロフェッショナルとして活躍する人が一人でも増えることを心から願っています。
プロフェッショナルの人の仕事は人を感動させ、魅了させます。そのような人が一人でも増えれば増えるほど、日本が変わっていくと信じています。
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