見出し画像

まさに“meet again”な一夜!Laputaが20年ぶりにステージに立つ瞬間を見届けよう【ALL BURST】

大好きなんです、Laputa。中学生の時、近所のレコード屋で手に入れた『蜉~かげろう~蝣』が彼ら4人との出会いでした。田舎のガキだった故、LIVEに行く機会には恵まれず、上京してからもチケットを手に入れられずについぞ生で体感することができず、今から20年前の2004年9月5日、渋谷公会堂でその活動に幕を下ろしたのでした。
(当然、解散LIVEもチケットを取れるわけもなく)

そんなLaputaが、20年の時を経て復活!それも、解散LIVEと同じタイトル『ALL BURST』を冠して。私が想いを募らせ続けたバンドに会える………のですが、とても心底喜べるというわけでもなく、悲しさや行き場のない想いがあるのも事実です。これを書いている現在でまだ行けることが確定しているわけではないですが、再会の日へ向けた今の感情と妄想を記しておこうと思います。


20年前のALL BURST

まずは解散LIVEのセットリストを振り返ってみます。

Laputa 2004.9.5@渋谷公会堂
Destruction for evolution ALL BURST 004.09.05 from the cradle to the grave 2004

01.深海
02.Night and Day
03.Beauty × Butterfly
04.揺れながら…
05.ナイフ
06.Gorgeous
07.meet again
08.太陽と蒼い月~2 Lovers~
09.硝子の肖像
10.木洩れ陽
11.Brand-new color
12.Sparks Monkey
13.Chimes
14.ALKALOID
15.MASTER ~Go beyond dimension~
16.eve
17.Freedom
18.an eternity
19.POPular UPrising

EN1
20.BUZZ
21.B.C.
22.奈落の底

EN2
23.Target
24.Dummy

EN3
25.Final
26.Unusual
27.WITH the WIND

EN4
28.Breath

全28曲の大ボリューム、全時代の楽曲が並んだ、まさに集大成と呼べる内容です。のちに映像がDVDでリリースされていますが、現在は廃盤となってしまっているので、収録された内容を確認するには、違法アップロードの動画を見るか、中古市場を探しまくるしかありません。また、セットリストの一部はカットされており、当時会場に足を運んだ廃人だけしか全容を知ることはできません。
(カットされてるのが全部大好きな曲っていうね…)

Laputaがいない世界

想いを募らせる日々

※ここからしばらく私事を記す、多くの人にとってはどうでもいいセクションがありますが、きっと同じような想いを抱いていた廃人さんもいらっしゃるのではないかな、なんて思ったりもします

Laputaは全員がご健在であったので、いつか復活してくれるんじゃないか、そんなことを頭の片隅に置きながら過ごしてきた月日でした。

この近年、夜は寝付けないことが多く、そんな時は決まって『Asleep & Awake ~不眠と催眠~』がエンドレスに脳内再生されています。

カラオケでは必ず1曲はキメてます。(1人じゃない時は、他人が知ってる可能性が一番高い『meet again』を入れる)

90年代V系が多くの容量を占める私のiPhoneは、普段からよくLaputaを奏でてくれます。

#私のLaputa入口 みたいにX(Twitter)でLaputa関連の話題が出ると勝手に盛り上がったり。

そう、Laputaは今でも私の生活の一部なのです。

そして訪れた衝撃の日

私、akiさんと誕生日が一緒なんです。昨年はやっと自由に動ける時間ができたし、akiさん30周年の記念だしということで、恒例の生誕祭に行く手筈を整えていたところでしたが…

あまりに突然で実感の沸かない出来事で、本当に言葉がなく…。Laputaが解散してからも、現代においても、ソロも含めてakiさんの歌声は日常的に聴いているので、ただただ現実とは思えず、胸の痛みだけが残りました。Laputaを聴いてツラくなる日が来るとは思いませんでした。

半面、変に冷静な部分も頭にあって、「今後のスケジュールはなくなるか」とか「DEAD ENDのLIVEでakiさんを含めた『Sacrifice of The Vision』を聴くことは叶わないのか(YOUさんもいないしな…)」とか思ったりもして、本当に変な気分でした。実家に帰省していたタイミングだったのですが、挙動不審なところがあったみたいで、家族をちょっと不安にさせたりもして、忘れられない1日になりました。

再びのALL BURST

akiさんとのお別れから3ヶ月、思いがけない情報が飛び込んできました。

この間に、櫻井敦司さん、HEATHさんとのお別れもあり、心を砕く衝撃の連続でボロボロになっていたのですが、一筋の光を見たような気がします。そして、また死ねない理由が増えたなと、生きる希望を得たのです。偶然にも、この日もまた実家に帰省していたタイミングで、急に大声を出した私を見た家族にまたしても心配させる一幕も。

はたまた逆に、Tomoiさんが倒れられるという事件もあったりで、本当にジェットコースターな日々で…。

meet againな夜を妄想

気になったのは、ソロ、Laputa共にどのようなステージになるのか、ということ。

・hideさんのように、ご本人の歌声と映像と生演奏を合わせる
・ゲストヴォーカリストを迎える

考えられるのは上記2点。追悼LIVEといった形式であれば後者もアリですが、今回はそういった趣ではないので、前者かなというところ。そんなことを考えていたところで、櫻井さん不在ながら櫻井さんがそこにいた『バクチク現象-2023-』が前者の形で開催され、この形式だと確信。

さらに5ヶ月の時が流れ、ついに情報が解禁されました。

そして、Junjiさんからもありがたいお言葉が。

ということで、形式が確定。akiさんの歌声を聴けるのです、4人が揃ったLaputaに会えるのです。

もうひとつ気になることとして、Laputa時代のakiさんの映像、使えるんでしょうか? 正確には、使える素材があるのか、という感じですが。メジャー期の素材は、各レコード会社が使わせてくれると思いますが(こんな時に使わせないという選択をする血の通わない人たちではないと信じてる)、画質的にはどうなんだろうな、と。前述の解散LIVEを1度だけ観たことがありますが、あまり良かった記憶がなく。メディアがDVDだったからということもありそうですし、最新の技術でデジタル処理すると大丈夫なんですかね。hideさんの映像だって大丈夫だからイケるでしょ、とは思うんですが、正直なところ、コスト問題も絡んできそうだし…。

と、ここまで考えて、それは野暮だなと思い直しました。なぜなら、映像がなくなって、私たち廃人は心眼でakiさんの姿を観ることができるからです。声を聴けば、そこにakiさんはいます。

セットリスト予想

映像を使う前提で考えると、やはり『ALL BURST』基準のものになるでしょうか。この他、LIVE映像として残されているのは3作品あります。

セットリストに組み込まれるのは、これらの収録曲からというのが可能性が高いかもしれません。シングル曲中心であれば、MVの素材もあります。

ま、これもここまで考えて、やはり無粋だなと。映像はなくても良いわけで、どんなセットリストでも組むことができます。それに、廃人はどんなセットリストであろうと、4人の音が聴けるのであれば大歓迎なのです。

ちょっと脱線、さらに飛躍した妄想

Laputa解散から20年の節目となる今年、akiさんの逝去という悲しい出来事とは関係なく、実は元々、復活(一夜限りだとしても)を計画されていたりするんじゃ?なんて勝手に考えてみたりもするのです。akiさんがご健在で実現していたら…と考えると、胸の高鳴りと虚無感に襲われてしまうのですが、この現実もまた運命だったのだろうと、自分を納得させるしかないのですね。

まとめ

今回の復活は“ALL BURST”というタイトルからも、本当に最初で最後の夜になってしまうかもしれません。事前の計画があろうとなかろうと、akiさんが不在だけどそこにはいる、というステージはイレギュラーな状況であるというのは確実です。もしかすると、アクシデントも起きることだって考えられます。

前述の『バクチク現象-2023-』で、とても胸が熱くなる出来事がありました。『LOVE ME』で、ズレてしまった櫻井さんの声と映像、演奏を、メンバーとスタッフ、ファンのみんなで立て直したというエピソードです。残念ながら私はチケットを手に入れることができず、生でそれを体感することはできなかったのですが、その光景を思い浮かべると涙が出てきます。
(高橋郁子さんのレポートで泣きました。)

ダイアモンドホールでも、同じような状況が訪れるかもしれません。その時は、廃人も一緒になってLIVEを作り上げたいなと、そう思いました。Laputaのみなさん、廃人のみなさん、9月にお会いましょう!

(まあ、何はともあれ、まずはチケットを確保することからですけど)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?