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「一緒にできたのが〇〇さんでよかった!」を増やしたい。

子どもが幼稚園の時、通っていた園には母親学級という母親のための習い事教室がありました。

この母親学級は興味がある人だけが参加するものでした。
着付け、お花、茶道、書道、英会話など種類が多く
月謝が比較的安いことや、保護者同士の交流の場ともなることから参加している保護者の方は多かったように感じています。

子どもが幼稚園に在園しているときは「現役さん」と呼ばれ、卒園すると「OBさん」となり、辞めない限り学び続けることができる仕組みになっていました。

数ある習い事の1つである「書道」に私は5年間参加しました。

最初のころは私も本気度が低く、周りがどんどん昇級・昇段していく中ずっと足踏み状態でした。
何となく肩身が狭いと思っていたけれど友達ママ友にも会うことができたし、先生の魅力もあって子どもの卒園後も続けることにしたのです。

ただ、OBとなった最初の年に少し煩わしい(!!)事態となってしまいました

3年前の春でした。
ジャンケンで私はOBチームの「リーダー」という役をやることになったのです。
お稽古の前に先生のお茶を用意したり、先生とOB部員の間の連絡調整をしたり、会費を集めて集計したり、展示会の準備を取り仕切ったりする役でした。

書道教室のOBの方は本当に長い間在籍していて実績を積んでおり、師範の資格を持っていたり、いろいろな賞を取っていたりする方がたくさんいらっしゃいました。
OB組に新しく入った人がリーダーをやっていく、という仕組みにはなっていました。しかし、OBの方は「段」を取っている方が多く、「級」の私がリーダーとしてお金の管理をしたり、先生との橋渡しをしたりするのは結構気を遣いました。

ただ、救われたのは現役サイドで私と同じようにリーダーを務めたOさんがいたことでした。
当時、彼女は一番下のお子さんが年長さんで在園していましたが、一番上のお兄ちゃんが我が家の長女と同学年でした。子どもの性別が違うので接点があまりありませんでしたが、共通の友達を通じて話をしたことがあったので、自然に話すことができました。

教室の準備などは他の保護者の方も手伝ってくれるのですが、Oさんとは似たような立場で相談しながら作業をできたので、とても心強く感じていました

思いがけない言葉

そして彼女にも支えられて、大きなミスもなく何とか1年を終えることができました。
年度がもうすぐ変わる、という時期になって彼女は最後にさりげな~く

「リーダーを一緒にしたのがせんべえさんでよかった。ありがとう。」

と声をかけてくれたのでした。

私もそんな気持ちは持っていたものの、言語化することが出来ていませんでした

だから、Oさんから「私と一緒でよかった」みたいなことを言われて、とても舞い上がってしまいました。

そして、それ以来、意識していました。
私も誰かと一緒に何かをやったら「一緒にできたのが○○さんとでよかった!」と言えたらいいな、と。


気の合う人ばかりではない、そんな中で


私は書道のリーダーをした年、同時に小学校のPTAで学級役員にあたりました。
それが縁で、翌年(2019年)に本部役員をやることになったのですが、その時はあまりチームワークが取れていない感じがしていました。

本部役員は2年連続して務めることになっています。
2020年度(今年度)2年目となるメンバーは私を含めて3人ですが、1人は現在の会長でした。

彼女はおしゃれで一見賑やかな感じ。私とは全く違うタイプ、役員を一緒にしなければあまり親しくなることもなかったのでは、と思います。
それでも、一緒に仕事をしていくうちに、お互いの共通点にも気づき、信頼関係ができていきました。

そして
実は今日、最後の役員の仕事として学校に行く用事がありました。
私と会長、それから来年残る1人と簡単に話をし、最後に会長と二人だけになった別れ際、自然と私の口から言葉が出ていました。

2年間、一緒に本部役員をできたのが○○会長でよかった!ありがとう。

心の中にあふれてきた言葉がすっと出た瞬間でした。

お互い用事があったのですぐに別れたけれど、私は終始顔が緩んでいました。
そして、なんだかんだあったけど、楽しかったな、と振り返っていました。

まだ小学校生活は残っているけれど・・・

家に帰ってLINEを確認してみてると、会長からは連絡といっしょに「これからもよろしくね」とメッセージが来ていました。

ああ、同じ地域で生きていくから、おわりではないよね。

また心が温かくなりました。


「一緒にやれたのが○○さんでよかった!」

今までいろいろな活動をだれかと一緒にやっていて、一番この言葉が心に響いていました。

・そういう言葉をもらえること
・そういう気持ちにさせてもらえたこと

この2点は、このコロナ禍で誰かと何かを一緒にやることが制限されている今、ありがたいことだと感じます。

今後もそういってもらえる人でありたいし、そういう気持ちになれる場を自分も作ろうと考えています。



今日はとりとめもなく書いてしまいましたが、またどうぞよろしくお願いいたします。




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