スイング軌道

打撃において、もっとも気をつけなければならないのは軌道である、どう振ってくるかによってその選手の結果が大きく左右する。
宮川理論は「ゴルフをすること」を推奨している、なぜなら、野球とまったくスイング軌道が一緒だからである、ゴルフは地面にボールがあるのでアッパースイングのように見えるが、地面=下にボールがあるのであるからあれは、ダウンスイングというのである。ゴルフスイング=アッパースイングという概念は明らかにまちがっている。
野球でもダウンスイングといわれるがダウンスイングは正しいと思う、しかし、どこへ向いてダウンスイングするかが説明されていない。
また、ダウンスイングを一緒に使われるのが最短距離という言い方である、これも表現としてこのましくない、最短距離でダウンスイングをしようとするとほとんどの子どもが大根切りみたいなスイングになる、これでは高めのボールは打てるかもしれないが低めのボールや変化球は打てない。
ほとんどのボールは下に落ちるのである、それを上から叩きに行ったら当る確立が下がることは子どもでもわかる、しかし、現実には最短、ダウンスイングは壊れたレコードのように繰り返し子どもたちに指導されている。

指南^^

☆「最短とは、グリップが最短で、ヘッドは最長」


ダウンスイングはいけない、またダウンスイングは正しいと矛盾がしょうじているが、最短でダウンスイングという表現は大根切りを生むスイングである、だからダメだといっているのである。
しかし、ゴルフのようにダウンスイングすることは正しいのである、だから、ダウンスイングでも色々なダウンスイングがあるのである。
宮川理論が推奨するのはゴルフのダウンスイングである、トップからインパクトまではダウンスイングである、それが低めの軌道に行き着くわけである。
イチロー選手の低めの球のスイングもゴルフスイングになっている。ヘッドが下がって後ろから振ってきている。ただし、グリップとヘッドの位置が重要になるのだが、軌道だけで言えばゴルフスイングに似ている。

このゴルフスイングの軌道がわかれば本当のダウンスイングがわかり、低めの球に対して、うまくコンタクトできるはずである。

結局、野球界の指導は、高め限定のスイングを指導している。それでは、低めは打てない。だから、野球界では投手に低めに投げろ。と指導しているのだ。打者が低めを打ちにくいスイング軌道をしているからだ。

「ゴロを打たせて、長打を打たせるな。そのためには低めに投げろ」と投手に指導をしている。

それなのに、打者には「フライを上げるな。ゴロを転がせ」と。この矛盾に気が付いてほしい。

ただ、私たちの活動が少しずつではあるが、浸透しつつある。指導者も変わろうとしている。いつの時代も子供は素直である。大人が変われば子供も変わる。


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