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「資生堂『高級品もEC販売』へ猪突猛進に相次ぐ酷評」 東洋経済 2021/7/28

【記事の要約】
化粧品メーカー最大手の資生堂は、7月にイオンのECサイト「イオンスタイルオンライン」で、高級ブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」の販売を始めた。限定した販売チャネルで、美容部員の接客によって、ブランド価値を維持していた中始めた、同ブランド専用ECサイトでの直販が、店舗顧客の減少やブランド価値の毀損を懸念した化粧品専門店が反発したことで、6月末休止したばかりだった。EC販売は人件費削減による、利益率向上が狙いだと考えられるが、低〜中価格帯が多くを占めるイオンのサイトでの販売へも、同様の懸念が高まっている。

【私の考え】
実際のイオンのECサイトを見ると、簡単なカウンセリング、ストーリー説明はあるが、ブランド価値の維持においては大きく劣ると感じた。今後、他社ECでの販売に注力する場合、新たなブランド価値の維持の工夫がないと、価値が薄れ、競合製品との差別化要素が弱くなる恐れがあると考えた。またECでも、気軽に買いたい人だけでなく、近くに販売店がないが、丁寧な相談を受けたい人のニーズにも応える必要があると考えた。


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