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不妊治療振り返り① 不妊治療は心のパワーを奪うよ

前回書いたnoteから2年が経った。
この記事を書いたときのわたしは30歳。久々に読んでみると「そろそろ子どもも欲しいなあと思い始めた」という状態だったようだ。

この時は気楽だったなあ。
記事を書いた頃は最初からクリニックに通えば3ヶ月から半年、長くても1年くらいで妊娠できるだろうと思ってた。
実際には、2022年11月からクリニックに通い、2023年9月に第1子妊娠と、1年以上かけることになったのだけど。

不妊治療中、いろいろな人の不妊治療ブログやYouTubeなどを見て、勇気をもらったりして、自分でもなにか発信しようと考えたこともあった。がしかし、どうも渦中にあるテーマだと結論づいていないから、まとまらなくて毎回お蔵入りしていった。

そもそも、不妊治療が長引くにつれてどんどん活力がなくなっていった。心のパワーが100だとしたら、最初は10くらい不妊治療に割いていたのが20、30…と増えていくような感覚。
体外受精に進んだあたりからは、何をしていても、「私はいつ妊娠できるんだろう」「なんで妊娠できないんだろう」という答えの出ない思考に支配されそうになってしまっていた。
何かを発信するとか、自分の将来のための活動をするって、心が健康な状態じゃないとなかなかできない。(少なくとも私はそう。不妊治療の記録を発信している人すごい…)
私は創作活動や仕事に関する勉強などをする代わりに、テレビや映画を見たり、アイドルにハマって延々とコンテンツを漁ったりするようになった。
自分の内面と向き合うような活動は、結構心のパワーを使うけど、受動的なエンタメはあまりパワーを使わなくても楽しい気持ちになれるから、ついそちらを選んでしまうという感じ。
強烈なプラスの引力を使って、なんとか心をニュートラルに保っていた。

第一子出産を終えて、ようやく不妊治療の経験を冷静に見つめ直せるようになったし、心のパワーを使うような活動もできるようになってきた。この育休中に、不妊治療、妊娠期間、そして出産後について、少しずつ振り返って、noteに書いていこうと思う。

とりあえず初回は、不妊治療って心のパワーめっちゃ使う、という話でした。

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