Training - Mile repeats -
今回はMile repeats(マイルリピート)という練習について紹介します。聞きなれないかもしれませんが、海外でよく行われる練習です。そこまで特殊な練習というわけではないですが、こういう呼び名でこういう練習をしているということをご紹介し、今後の練習に活かせることがあれば幸いです。
1マイルのインターバル走
マイルとは距離の単位で、1マイルは1.6kmです。これはアメリカなど英語圏でよく使われる単位で、陸上では1マイルの競技会も行われます。
マイルリピートとは1マイルのインターバル走のようなものです。単純に距離の単位の違いで1マイルを基準としてるだけで、方法としては1600mを数本、インターバルを置いて繰り返し走るという練習です。
ただ1600mという距離はインターバル走としては長めで、日本ではあまり行われないのかなと感じます。なのでロングインターバル走の一環としてマイルリピートという練習も取り入れると良いと思います。
こういったロングインターバル走では、持久力に必要な体の組織 (毛細血管やミトコンドリア、赤血球) を増やしたり、心肺機能を向上させることができます。
メニュー例
メニューの組み立てとしては、走るペースと本数、そしてインターバルの取り方を決める必要があります。
日本では1マイルを走ることが少ないのでペース感覚やどの程度の疲労感なのかがイメージしづらいと思います。
ペースの決め方としては、5kmや10kmのレースペースとするのがわかりやすいと思います。ペースを遅くする場合は本数を増やすなどの調整を行い強度を調整をします。
いくつか文献を参考にすると、
・1マイル × 3本 : 5kmレースペース, リカバリー3分
・1マイル × 5本 : 10kmレースペース, リカバリー2分30秒
といった感じですかね。リカバリーは軽いジョギングかウォークで設定した時間でできる限り回復させ、次のセットをまた同じ強度で繰り返せるようにします。
本数は適宜調整するのがいいでしょう。1600mと長めなので体感的にはきつく長い練習というイメージがつきそうですが、集中力やメンタルトレーニングとしても効果的だと思います。
参考文献
https://lauranorrisrunning.com/mile-repeats-workout/
「MILE REPEATS: THREE VARIATIONS TO HELP YOU RUN FASTER」
https://www.verywellfit.com/mile-repeats-to-improve-your-marathon-time-2911887
「Mile Repeats to Improve Your Marathon Time」