まんぷく堂よ永遠に

漫画好き歴半世紀女の独白

私は漫画を愛しています。

同時にアニメも好きだし、
テレビドラマや映画も大好き。

だから、好きな漫画が
映像化された経験も多いのです。

私は映像の仕事をした事が無く、
漫画を描いたのは、同人誌の
二次創作を一度だけ。

だから、今たくさん流れている
悲しい記事に触れ、
心を痛める事しか出来ません。

でも、一つだけ胸を張って
言える事があります。

ファンは、作品を心から
愛しているという事です。

愛する作品が、どのように
映像化されるのか、
どのように変えられ、
それをどのようにファンは
受け止めるのか？

映像化はいつも、
ファンにとっては毎回
ハラハラの賭けでした。

こここからは、あくまでも
私個人がいちファンとして、
漫画原作の映像作品に対して
抱いた思いを吐露します。

最近完結したアニメ、
『進撃の巨人』
これは、原作と映像の双方が、
相乗効果で素晴らしいものを
産み出したと感じました！

とにかく、アニメを制作された
皆様の原作漫画に対する深い
理解と愛情が、その作品から
バリバリ伝わって来るもので、
ついつい没入してしまい、
深夜リアタイして寝付けず、
すごく大変でした💧

どの作品も、
こんな風に作って欲しいなぁ、
なんて。

素人の戯言とは解ってますが、
そう思ったのは事実です。

大大好きな漫画、
『動物のお医者さん』
が、ドラマ化された時には、
出てくる動物のソックリさに
ビックリしつつ大喜び☺️

それに、登場人物のイメージも
かなり原作通りで感動でした！
(特に漆原教授と菱沼さん)

ファンは見抜きます。

映像化に関わる製作陣が、
愛情を持って作品を
作ろうとしているのかを。

原作やファンを大切に
思っているか否かを。

だから、たまに腹が立ったり
ガッカリした経験も少なからず。

昔の話ですが、
とてもとても好きな漫画が
アニメ化されました。

『伊賀野カバ丸』です。

今でも定期的に読み返し、
場面や台詞を暗記していても、
やっぱり面白い名作です！！😆

そのアニメを、ワクワクして
(ブラウン管)テレビで観ました。

ショックでした。

とても大事なキャラクター、
まんぷく堂のスーばあちゃん。

彼女の設定が、丸ごと変えられ
ライバル校の理事長に…

製作陣には、やむを得ない
事情だか何かが作用したかと
思いはすれど、
やはりスーばあちゃんは、
古びた大衆食堂の女将として
大量のヤキソバを焼いて欲しかった。

(声優さんは、イメージ通りの
野沢雅子先生で最高でしたが)

少女時代の出来事でしたが、
いまだに残念な気持ちは
変わりません。

作品への愛が深いほどに、
傷も深く残るのですね。

最近の、素晴らしい技術に、
あぁ、今この作画と動画の
技をもってして、
カバ丸を再度、
原作通りにアニメ化して
くれないかなぁ？

なんて、良く考えます。

ま、この時代にあの名作も、
子供の虐待だとか体罰だとか
いろいろ禁忌に触れるかも
知れませんのでね。

難しいかもですよね？

ギャグだと捉えてもらえなくて
炎上されてはもっと辛いです。

ともあれ、
長く漫画を愛して来て
本当に楽しく幸福な人生です。

家庭や仕事や結婚など、
実生活が大して満たされずとも、
苦悩や挫折が多くても、
漫画は私を癒し、笑わせ
感情を揺さぶってくれる
最重要アイテムです。

だから、
また本屋へ足を向けます。
(デジタルより紙です、私は)

そして、空腹な家族のために
ヤキソバを作る時には必ずあの
パワフルで元気で明るい
大好きなスーばあちゃんを
思い出しているのです。