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猫について語りたい。
可愛い話も悲しい話もあるが、どちらも書いてみようかと思う。

唐突だが、私は過去に4匹の捨て猫を飼ったことがあり、現在は1匹の猫を飼っている。

初めて拾ったのは近所の川に捨てられていた黒い猫と山の中で捨てられていた茶色と白のハチワレ猫。

訳あって、近くに住んでいる祖母の家へ引き取られたが2年ほど飼っていた。

2匹を手放してから数年が経って、次は海の近くで拾った茶トラ。

名前は『ラッキー』
オスで、人懐っこい性格の猫だった。

そして1番長く飼い続けて、家族で可愛がっていた猫でもある。

きゅるきゅる。
何度見ても可愛い。

可愛いな!!!!!!

でかい。
猫はこんなに大きくなるのかと初めて知った。

好奇心も強く恐怖心が薄いのか、色んなところに遊びに行ってはドロドロで帰ってくる事もあるラッキー。

可愛いなぁ。
記事を書きながら写真を眺めていると時間が過ぎる。
語彙の少なさが仇となっている、可愛い以外の言葉が出てこない。

そしてラッキーを飼っていた時期は個人的にメンタル面が安定していたようにも思う。
これが動物セラピーかと実感した。

そして、ラッキーの死を持って命の尊さを知った。

外で遊び回っていた半野良だったため寿命が短く、病気で亡くなってしまったのだ。

よく猫は見つからないまま死ぬとされていたが、ラッキーは帰ってきた。

ある日いつものように帰ってきたラッキーは、何だか調子が悪そうで違和感があった。

お腹が硬かったのだ。
何かが入っている感じ。

半野良だったから何があったのかは分からない。
何かを食べたのか、トイレの調子が悪いのか。

今すぐ病院に連れていくべきだったが、両親は不在で、動物病院も近くに無く、次の日に行くことにした。

帰っきた日はほとんど何も食べず寝たきりで、水をチロチロと飲むだけ。

不安が募り兄弟で見守ったが皆次の日は学校があるからと早くに寝た。

帰ってきた両親が引き継いで見守ったが、次の日の朝静かに息を引き取った。

学校に行く前に知らされたが、自然と涙は出なかった。
相変わらず薄情な人間だなと自分で思った。

1日ラッキーは腐らないように置いておきお通夜のように見守り、次の日埋めた。

それまで泣けなかったが、次の日のバイトの帰り私は1人泣きながら帰宅した。

帰ったらいないのかと思うと、唐突に泣けてしまった。
良かった田舎で。

命って短いなぁとか。
しっかり管理していなかった私が1番悪いのだが、ラッキーは幸せだったのかなぁとか。
嫌なことの方が実は多かったのかなぁとか。

後悔とかもう吸うことが出来ない可愛さとか、色んな事が頭を巡った。

暫くは引きずって動物が見れなかったが、近所にはお察しの人もいるかと思うが野良猫が多かった。

嫌でも毎日猫は見るわけで、やっぱり可愛いなと思う反面ラッキーいないかなぁと探してしまう。
まぁ、もちろんいないのだが。

そして数年が経った今。
私は去年の11月頃新しい出会いをした。

懲りないなと思った人や、そんな甘々管理で飼っていた人がどうなんだと思われる人も多いだろう。

その通りである。
そもそも外に出さず家猫だったらあんなに早くは死なずに済んだかもしれないのだ。

しかし、私たちは飼うことにした。

決まりはもちろん、絶対に外には出さないこと。

母親の職場で拾った小さな猫は、車のエンジンの中に居て無事救助された猫である。

職場で、しかも仕事中に皆で拾ったため一旦警察へ保護。

(この保護の間に色々と調整があったり保健所が入ったりした)

そして、飼い主は現れず、私の家で飼うことに。

名前は『シネマ』
(拾った場所が映画館の駐車場)
真っ黒な黒猫である。

可愛い!!!!!

写真が下手くそで申し訳ない。

約束は守られ、シネマは現在も元気に育っている。

オスで、よく走り回る子供だ。
あちこちを走り回り、自室はめちゃくちゃになることもあるがあの可愛さについ許してしまう。

つい、というか普通に許してしまう。
誰が責めるんだ!!!
とデレデレである。

心配だったのが先に飼っていた犬との相性だったが問題なく仲は良さそうだ。

猫の方が好奇心が強く犬は構ってあげてる風である。
そこが面白いのだが。

もふもふの温かさ、ありがとう。
生きてるだけで感謝である。

そして私は飼い始めた初日、久しぶりの動物セラピーに部屋で泣きながら猫吸いをした。
シネマもドン引きであると思うが許してくれ。

シネマが幸せだと思える生活を与えれるように頑張るから。

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