『人との距離感…。』
いつも外に出れば誰かが居る。けれども自分は、いつも孤独を感じている。確かに外には人が必ず集まり溢れかえっている場所が有るけれど…その人達が自分とは関わりが無い事を嫌でも知っているから?
でも家に帰って家族と一緒に暮らしていた事も有ったのに、その時にも家で家族と一緒に暮らしていたのに、それでも毎日、孤独を感じていた。
『どうして、いつも自分は孤独を感じ毎日、不安の中で暮らしていて怖さを感じているのだろう…もしかして自分は、どこか?おかしいのかな?』
物心が着いた時から今でも心の中で悩んでいる。たまに身内や友達に勇気を出して相談した事も有ったけど、まったく相手にして、もらえなかった。相手にしてもらえても…『そんなの気のせいだよ。』『心が弱いから悩むんだ。』『誰かに甘えたくて、そんな事を考えているんでしょ。』と言う返事が帰って来た。
しかし自分は人との上手な距離感が昔から分からない。始まりは家族との距離感から生まれている。
誰だって自分1人で出来ない事に出くわした時、近くに居る身内や友達に助けを求めると思う。そして仲の良い身内や友達なら『しょうがないなぁ。』と言って助けてくれると思う。
でも自分の場合、人との距離感が分からないので、そのような経験が本当に疎いと思っている。何故なら本当に1人では、どうにも出来ない所まで行かないと1人で頑張ってしまい、そのあげく、誰かに助けを求めた時には誰も手が出せないほど手遅れに、なっているらしく『ごめんね。ここまで頑張って出来なかった事は他の人でも、これ以上どうしてあげる事も出来ないよ。』と…。
幼い頃から色んな身内に『1人で本当に、どうする事も出来なくなるまでは1人で頑張って物事を片付けなさい。』と教わってきたので、その考えしか大人になった今でも逃げられず無意識に実行してしまう。
だから人と関わる仕事や恋愛が苦手で自分が困って相手に助けを求めた時は大抵、付き合いも終わってしまう。
自分自身、人を優しく助ける事には全然、抵抗は無いけれど逆に自分が困っている時、人に助けを求める事が物凄く怖くなっている。(業者さんに修理や店員さんに注文する事さえも…。)
人が嫌いな訳じゃなく、むしろ逆に人と関わる事は昔から好きだった。自分の知らない話や物事を知るのは本当に楽しくて、いつまで聞いていても飽きないくらいに。
それなのに、いつの間にか何が原因で今の自分が出来上がってしまったのか?本当に分からなくて年を取れば取るほど困っている。
年を取れば取るほど人との距離感が苦手になり私生活にまで支障を来しているから。
逃げてはダメなのは自分が1番良く分かっている。…だけど、どう今から修正すれば良いのか?どう治せば良いのか?やり方が分からない。
それは普通…こんな事を考えなくても大人になるまでに自然と身内が守り教えてくれて、その中から自分で選び出来上がるものらしいから。
なので今更、自分は人から少しズレていて困っていると相談しても教えてくれる身近な人が居ない。
なので今は相変わらず自分1人で色々と調べ手探りで他の人達みたいになれるよう見様見真似で克服するしか無いのかもしれない。