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スーパーの開店セールはなぜ行うか?

今回もマーケティングについて少し勉強致しましたので自分なりにまとめて見ました。

開店セールはなぜ行うか?

です。
開店セールといえばお買い得!安売り!目玉商品!とお財布に優しいセールで主婦の方々にとっては戦場かと思います。

私たちにとって大変嬉しい事ではありますが店側にはどんなメリットがあるのでしょうか?


1.知ってもらう

これが一番大きいかと思います。
まずはこんな店がオープンしたという事を近隣の皆様に知って頂かなければそもそも来てもらえません。
だから出来るだけ多くの方に知ってもらうために大安売りで話題を作るのです。

つまり広告宣伝費も兼ねて差額を安売りに充てているわけですね。
体力があるうちに全力アピール!
有効ですね。

2.ファンの獲得

商品以外にも立地や店内の内装、店員さんの接客などあらゆる事を知ってもらい自身のお店のファン作りにも開店セールは役に立ちます。

というのも店との相性というのがお客様にはあります。
今までは近くにあったから通っていたという店よりも

何となくこっちが好き。
この商品を置いてくれているから好き。
系列ならポイントや特典の為に通うというのもありますね。

出だしからガッツリとファンを獲得しセール後も安定して購入して頂ける事を狙っているわけですね。

あとお店が新築なので綺麗というのも小さいながら選ばれる理由になります。
それだけで満足感を得られますしね。


3.期待感を持たせる
これは出来ているお店と出来ていないお店がありますが、期待感を持たせるですね。

インパクトのある開店セールは人を寄せ付けるだけではなく留まらせることも可能です。

ただ安い開店セールではなく次回のセールやお得なクーポン、そこの店だけの特別品などそこしか味わえない期待感をアピールする事でお客様を定着させやすくします。

ここは普通の開店セールとは違う!
ここなら通っていたら何か起こるかもしれない!


人はそんな謎の期待感を胸に秘めて大きなリターンを期待します。
(投資したての人みたいな感じですね。)

つまり謎の期待感とポイントカード等のツールと合わせて長期的にお客様をしっかり掴みとるわけですね。


4.データ集め
大体は事前に目星をつけれるのですが、実際にどういうお客様がいらっしゃるのかは非常に貴重なデータです。

それ次第で今後の入荷する商品やジャンルを見直す必要が出てくるからです。

買うのはお母さんだけに思えますが独り身の方や買い物を頼まれた学生など開店セールだからこそ見えてくるデータがございます。

どのようなセールが有効か等データさえ集められてしまえば今後様々な戦略を取ることが可能なのです。

5.スタッフの教育
新しい店というだけでスタッフは皆が新人みたいなものです。
多忙な業務こそ一番効果がある教育です。
ピークを無事乗り切る事で普段の業務に余裕が出てきます。
これはパートさんだけではなく社員も同じです。
セールの多忙はうんざりするでしょうがスキルは間違いなく上がります。

効率的なレジの打ち方、接客、在庫配置、仕入れ等々全てがうまくはいきませんが、飛躍的に能力が向上致します。

6.キャパを計れる
スーパーというのはビッグデータがございます。
おおよそのキャパは予想がつきますが、やはり不安定な『人』に関するデータなのでその差は大きくなります。

どの程度の人員が必要か。
お客様はどれだけ入れれるか。
そして最大どれぐらいお客様を捌けるか。

自身の店舗のキャパを計る事は開店セールが一番分かりやすいのです。


いかがでしたでしょうか?
今回はスーパーというかなり限定的な分野でしたが、捉え方次第で他の業界でも照らし合わせる事が可能な内容だったと思います。

一発目にインパクトを取ることがこれだけのメリットに繋がるわけですね。

何かお役立て頂けましたら幸いでございます。
それでは失礼致します。

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