見出し画像

「定年時代」に大きく記事が載りました

 月に2回、朝日新聞と一緒に配達される「定年時代」というタブロイド判の新聞があります。その1月22日の東京版に、私のインタビュー記事が掲載されました。
 去年の12月の初めに、記者の方が取材にみえたので、近著の『富山売薬薩摩組』についてお話しました。そのときには掲載時期は未定でしたが、案外、早く載せて頂けました。1面トップから2面にまで続いており、予想外に大きな記事でした。
 取材の際に、記者の方が「本を読者プレゼントに」とのことだったので、版元が5冊、提供してくれました。すると新聞が出て早々に、300通もの応募ハガキが届いたとか。そんな反響のおかげか、当初は東京版だけの掲載予定でしたが、横浜版とか茨城版とか、各地の「定年時代」にも転載されたようです。
 記事は、ほかでも私が話したり書いたりしていることですが、「歴史に埋もれているけれど、がんばった人を小説にしたい」という内容です。富山の薬売りたちが、薩摩藩の密貿易に加担してまで、庶民に安価な薬を届けたことは、ほとんど知られていないので。
 昨日、記者の方が、一部の応募ハガキをメール添付の画像で送ってくれました。お名前とかご住所とかの個人情報は隠してありましたが、どれも温かい内容でした。前から私のファンだという方もいらっしゃれば、知らなかった作家だけれど読みたいという方も。
 抽選に外れた方々は、本を買ってくださったら版元が喜んでくれるけれど、私としては図書館で借りてもけっこうですので、ぜひ読んでいただきたいです。私の本は、けっこう図書館に入っている率が高いので。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?