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なんでライターになりたいの?

あなたは、なぜライターになりたいのですか。

①文章を書くのが好きだから
②簡単に稼げそうだから
③有名になりたいから

この辺りが多そうですね。私は断然①でした。
とにかく文章を書くということが好きで、面白くて、何時間でもやってられて、
達成感がたまらなくて、しかも人生で何度か(?!)褒められた経験がある。
結構、激賞されたんです。
すっかりその気になって、学生時代〜20代の間は、
「いつか作家になれるはず」
「編集者になればいいのかな」
「突然フリーライターになれるものだろうか」
「翻訳とか、そういうルートで、文章家になれないかな」
などと脳内検討からの自爆を繰り返していました。
当時はクラウドワークのような形態の仕事もありませんでした。

しかし貧相な脳内検討で挑んだ就職活動。
狭き門の出版社正社員になれることもなく
「まあ、普通の会社員も文章を書くし…ある意味書く仕事だよね…」
と謎の慰めを胸に、メーカーに就職しました。


①文章を書くのが好きだから

私と同じように「文章を書くこと自体が好き」という人は、
モチベーションを保ちながら仕事を続けていけるとは思います。

好きだからこその問題

一方で好きゆえの問題もあるのです。

●書きたいことを書けない
当たり前の話ですが、どんなビジネスも職業も、需要と供給で成り立っています。
ライターは需要のある文章を書かなければ、お金になりません。
うどんの麺のグルテンについて滔々と語るより、美味しいうどん屋さんや調理法、トッピングあれこれやチェーン店うんぬんの方が、求められがちなのです。
グルテンでは仕事にはならないのです。

●書きたいように書けない
現代詩なのかプログラミング言語なのかわからないような、前衛的な日本語で文章を書きたくても、職業ライターとして基本的に歓迎されることはありません。
自分がフォーカスしたい内容を端折らなければならなかったり不本意な言葉遣いや文体を求められたりすることもあります。

「自分の素敵な文章を世の中に公開してやろう、ニチャア」
というマインドでライターをしようと考えると、
大きく失望し、文章を書くこと自体嫌いになってしまう人もいるでしょう。

ライターに必要な「好き」の気持ちは、「求められる文章を書くのが好き」という気持ち。職人です。(委託を受けて媒体に文章を書く仕事の場合)完全な自己表現はあり得ません。


②簡単に稼げそうだから

この辺りはちょっと検索すればたくさんデータが出てきますね。

200万円未満がボリュームゾーン…。稼げるとは程遠そうです。
もちろん「1000万円も!」「月収3桁も!」と鼻息の荒い煽り情報は絶えませんが、ごく一部だと思った方が良いでしょう。
懐かしいところではね、イケハヤとかね。

大富豪ライターもいるのかもしれませんが、何せ私は地道に稼いでいるので、そのノウハウを紹介することができません。ごめんなさい。


③有名になりたいから

文筆家で有名といえば、まずは作家でしょうか。基本的には小説を書く人のことをイメージすると思います。
著名な文学賞を受賞するとか、本屋に平置きされるとか、テレビのコメンテーターになるとか。
世の中に、どれくらいいるんでしょうか・・・↓

専業作家として生計を立てられている人は、200〜300人?!
宮大工とかのレベルです。
知ってます?神社仏閣を建てる仕事です。友達にいます?宮大工。

文章系のインフルエンサーもいるかもしれません。
Xのフォロワーがやばいとか、note無双とか。
何かがバズって(一時的に限定された界隈で)有名になることはあるかもしれませんが、それを職業とし収益と両立させることは、難しそうです。
ひろゆきですら、xの収益:月6万だって。

一方、noteは夢がありますね!ここに続きたい↓

有名かつ稼げる文章家の道もありそうです。
しかし、残念ながら私はそうでもないので、そのノウハウも紹介できません。
note無双したい人は「note 収益化」で検索!無責任すまそん。

無名なまま腕攣りながら、文章で稼ごう

バズの波を泳いで超有名インフルエンサーになって、ドカンと稼ぐ道を選ぶのも良いけど、そんなことしなくても「自分の文章を書いて稼ぐ」ことはできるんです。そのとき必要なのは、「求められる文章を書ける人」になること。

求められるものと自分の表現は、(ある程度まで)両立できます。
というより、
求められるように作り上げても、どうしても出てきてしまうモノこそ個性
なのではないか、と思います。
(この辺りは別稿で詳しく…)

さて。一緒にそっちを目指してみませんか。


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