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子どもの隣で過ごした一ヶ月の記録 〜「こぉちい」から「これなぁに?」まで〜

在宅勤務が言い渡されてから約一ヵ月。子供の成長は早いとよく言うけれど、保育園の登園自粛要請に伴い毎日自宅で一緒に過ごすようになって、まったく別人のように急成長しているおちびの姿にびっくりしている。これまでもそれなりに見てきたつもりだったけれど、こんなに毎日大きくなっていたんだね。


子どもの隣で過ごした一ヶ月の記録

共働きで妻も在宅なので、わが家は育児シフト制。午前中が僕の担当である。会議がなければ朝の8時過ぎから10時頃までがお散歩の時間。同じ道や公園、お部屋遊びでも毎日反応がアップデートされていくおちびの姿を、せっかくなので記録に書きとどめておく。

大きいと小さいの違いが分かるようになった。大きいは「こぉちい」、小さいは「ちぃさい」。お絵かきボードに描く「でんでんむし」の大きさを指定されるようになった
緑のある公園での楽しみは「ちゅんちゅん」(小鳥さん)を見つけること。興味津々で眺めているけれど、バサッと飛び立つとびくっとして立ち止まってしまう。つないだ手が急にふるえるのがたまらなくかわいい
いつも抱っこだけれど、おんぶしておらうのが好きになった。「おぉぷー」と言って背中に回り込んでくる。抱っこかなと勘違いして正面を向くとイヤイヤするのがかわいい
石を拾うのが好きだったけれど、いつの間にか卒業して葉っぱ拾いが趣味に。大きい葉っぱや枝付きがお気に入り
「さいた〜さいた〜チューリップの花が〜」のおうたを一緒に歌って踊れるようになった。花壇の前でゴキゲンに体を揺らしている。全部は歌えないのでだいじなところだけ。「・・たー!・・たー!・・・・・プー・・・がー!」
たんぽぽが言えるようになった(「んぽぽ!」)。綿毛をふぅーっとするけれど飛ばないので、指でちぎっている。綿毛がなくなると代わりにお花を摘んでいる
蟻が気になるお年ごろ。突然思い出したかのように「ありいないねー」と言っている。今のところ小さなカナブンもダンゴムシもみんな「あり」さん
もらったレゴがきっかけでデュプロを手に入れる(レゴは小さいのでと急遽購入)。人型のブロックはお気に召さないようで、広げると「どーじょ」とパパにくれる。四角いブロックをたくさんつなげて長くするのがお気に入り。たくさんくっつけられるんだねぇ!
ママの作ってくれるグラタンが大好き。普段お野菜はいやがって食べないけれど、これだとパクパク食べてくれる。上にのったチーズも好きなよう
ゆで卵の白身にはまって、飽きた。カボチャにはまって、飽きた。いまはサツマイモがお気に入り。アンパンマンのスティックパンも気に入っていたけれど、これも最近は飽きた様子。トーストしないでもふわふわなパンをかじるの好き
果物はなぜかどんどん食べなくなる。飽きたのかな?バナナ、イチゴ、リンゴ、とブームが来ては「イラナイ」の仲間入りをしていく。あと何があったっけ。。一方でジュースの魅力にはまる。近所のお店で見つけたストレート果汁のりんごジュースをごくごく飲んでいる
美味しいものを食べると、ほっぺを手で触りながら「おいちぃ」という。満面の笑顔。とてもかわいらしくてその日の食事ではなんども披露してくれたけれど、翌日からはなぜかあまりやってくれなくなった。その日だけの言葉は結構あって、貴重なシーンのひとつ
大人のベッドから一人で降りられるようになった
近所の公園まで15分ほど、お手々をつないであるいていけるようになった。坂道をてくてく上る。線路の近くでは、「タンタン」と言いながら通り過ぎる電車を興味深げに眺めている
道の傍らに咲いている小さいシロツメクサのようなピンクの花が好きで、見つけると「ちぃさい!」と言いながら駆け寄っていく。調べたらヒメツルソバという花のよう。ぽつぽつと道ばたに咲いているので、追いかけながら公園までの道をあるいていける
パパも公園でパパ友デビュー。同じような環境なのか、いつもいく公園に同じくらいの年の女の子連れで来るお父さんと挨拶するようになる。「こんなご時世でもなければ一緒に遊ばせたいですねぇ」と花壇越しに少し会話して、それぞれ子どもが向かう方向に分かれていく
公園では砂場に絵を描いてあげる。ドキンちゃんがお気に入りで、「きんちゃん!」と言ってパパに木の枝を渡してくれる。アンパンマン、ドキンちゃん、中トトロに真っ黒くろすけが定番
そうしたら、家でも床にクレヨンでお絵かきを始めてしまった。枠にとらわれず縦横無尽!自分で描くのはでんでんむしが好きなようで、「てんてんむぅしー」と言いながら、腕をいっぱいに伸ばし全身を使って、壁に床にと大きな丸をぐるぐると描いている。毎晩妻と一緒に壁と床を磨くのが日課になった
将来は前衛的な画家になるのかしら。クレヨンを持ってニコニコしながら、パパのほっぺにお気に入りの黄色を描いてくれる。とてもうれしそうに、そのあと自分のほっぺにも。「おんなじだね〜」と目を細め声をかけるパパは世界一の幸せ者です
お散歩の話に戻ると、先週あたりから「自分ルール」が増えた様子。段差の上のところや、アスファルトの横の色の違うところ、石畳の上などを選んでテクテクと歩く。時々何かを見つけては脱線する
シャボン玉デビューした。小さな口でふぅーっと吹くのにも挑戦。上手に吹けてははしゃいでいるけれど、同時に吸い込んでしまうので一度に一回しか吹けない。パパが大きく膨らませたシャボン玉を追いかけるのが好き
お散歩から家に帰る前は、いつも同じベンチに座っておせんべとお茶を飲むのが決まり。このときだけは食べ終わるまで静かにしている。そよ風に吹かれながら何を考えているんだろう
そして昨日からはついに「これなぁに?」がはじまった。ウェットティッシュ、スピーカー、壁の飾り、なんでも指さしては「これなぁに?」。説明してあげるとわかったのかわかってないのか、納得した様子でいる。どんどんいろんなことに興味が出てくるのが楽しい

まだあったかな。その日だけ見せてくれる変化というのも沢山あって、そのたびちょっとした感動に包まれる。その瞬間は忘れられないような大切な記憶だけれど、いつの間にか忘れてしまう小さな思い出。少しでも記録にとどめたくなる。


追記。登園自粛なある一日のスケジュール

まだ保育園に登園していた一ヶ月前と一日のスケジュールも様変わりしたのであわせてここにメモ。育児は自由にのびのびと、ですが、仕事の時間は結構削られるので効率重視でいかないとですね。

登園自粛なある一日のスケジュール(太字が子どもとの時間)

5:30 ~ 6:00     起床(子どもに起こされる)
6:00 ~ 7:00    朝ごはん
7:00 ~ 8:15  片付け、着替え、お散歩準備
8:15 ~ 10:15   近所の公園へ
10:15 ~ 10:45 お部屋で遊ぶ 
10:45 ~ 12:00 昼ごはん
12:00 ~ 13:00 寝かしつけ
(最近はあまり寝てくれない、、13時で妻と交代)
13:00 ~ 17:30   仕事
17:30 ~ 18:30 夕ごはん(このひと月で食事はすべて子どもと一緒になった)
18:30 ~ 20:15 お風呂とお遊びと寝かしつけ(寝る時間も遅くなった)
20:15 ~ 22:00  部屋の片付けなど
22:00 ~ 23:30 仕事の続き
23:30 ~       就寝


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