呼ばれざる者

同じような人が何人かいると見栄えが悪い

と、同僚のO氏はいう。

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今日は会社の新卒採用ページ用に使用される写真撮影があったようだ。

何故、推測気味な文面になるかというと

呼ばれていないからだ。

昨年までは僕は会社の採用に一肌脱ぎ
ビシッとした格好で映える写真を撮ってもらい
いい感じにホームページに載せてもらっていた。

誰の写真を使うかは採用担当のO氏に委ねられている。
しかし、最近自分にはお声がかからない。

O氏曰く

同じような人が何人かいると見栄えが悪い

らしい

ということは見栄えが悪そうな人から排除された

つまるところ僕は見栄えが悪い人として判断されたということか。

そういえば先日K社長から、
服のセンス、おしゃれについて
ご指導ご鞭撻をいただいた。

ビジネスマンたるもの
見られる意識が足りていないとダサい

普段出社する道のりの中で
誰かに見られている

そんな意識を持つことが自信に繋がる、と
半笑い気味に眉をひそめながら言われた。

たしかに最近は
寝巻きみたいな格好で出社することが多いような気がする。

スティーブ・ジョブズやマークザッカーバーグを引き合いに出し、オシャレな必要はない。
と自分に言い聞かせるものの、

彼らは毎朝
服の選択を迷わなくていいように、
同じ服を何枚も持っているだけで

見られる意識が薄いわけではない
ということに最近気づいた。

このような意識の低さから
O氏は僕を最初に排除することにしたのだろう。

僕の中の反骨精神がメラメラと燃え上がってくる。

今年の抱負は
イケてる自分を作り上げることにしよう
※ベンチマークは岡田将生

完