偏差値30からの中学受験〜勝てる受験生が持っている素質について〜

ぴかちうです。noteで中学受験に関するノウハウを記載しています。今回は勝てる受験生が持っている素質について記載します。

巷では塾や家庭教師による逆転合格のストーリーや美談が溢れているので、「うちの子でも頑張れば憧れの難関中学校に入れるかもしれない!」と希望を持っている親御さんも多くいらっしゃると思います。もちろんそれらの多くは真実であり、私自身も微力ながら逆転合格のお手伝いをしている訳なのですが、時に美談ばかりが誇張されすぎている部分があるなと思っていますので、その点を書きます。(ちなみに業界の中には虚偽の合格実績を顧客に見せている会社もいるようです。論外ですし、同じ業界にいる人間として悲しいのですが、事実です。。。)

勝てる受験生が持っている素質は、大きく下記3つに分けられると思っています。1. 学力がある 2.素直である 3.覚悟がある 一つ一つについて解説します。※これらの素質があれば頼もしいのですが、大きくかけている場合は中学受験においては苦労する、ということを念頭に置いていただけると、良いかと思います。

1. 学力がある

これは言わなくてもわかると思いますが、「勉強ができる」ということです。公立の小学校に通っているのであれば、学校のテストはいつも100点近い。宿題も毎日数分で終わってしまう。(私立の場合はケースバイケースですので、なんとも言えません)逆に学校の勉強で成績が下位にいる子達は、中学受験の受験勉強において、かなり苦労するでしょう。

※学力不足の子達がどのように対策したらいいのか?については、後々noteで対策プランを記載します。小学校で学力下位の子は、「通常の中学受験対策」では成績が伸びないだけでなく、自信を無くして勉強が嫌いになる可能性も大いにありますので、「何をするか?」はかなり大事です。

2.素直である

次に大事なことが素直さです。講師がホワイトボードやノートに書くことを、そのまま書き写す。問題を解くように指示されたら解く。合っていたらマルをつける。間違っていたらバツをつけ、解き直す/解説を書き写す。宿題をやってくる、、、等、当たり前のように思えることなのですが、小学生ですと、これらをきちんとできる子は意外と多くありません。中学生、高校生になってくると「自分の為の勉強」と思って自主的に勉強できる子も比較的多いのですが、小学生だと「なんとなくやりたくない」からサボるとか、「悪い点をとりたくない」からテストでカンニングするとか、なかなか順当に学習が進まない子が少なからずいます。

3.覚悟がある

覚悟を持っている小学生、というとなんだか大げさですが、稀にこの素質を持っている子もいます。私立受験の場合であれば「どうしてもこの学校の部活に入りたい!」「この学校の理科室で勉強したい!」などのポジティブな理由から、「地元の友達が嫌いなので公立にはいきたくない!」などのネガティブな理由まであります。動機がポジティブかネガティブかはどちらでも構いませんが、とにかく「受験を途中で辞める」という選択肢がなく、勉強をする動機が揺るがないので、覚悟がある子は強いです。


さて、勝てる受験生の素質について、3つ書きました。おそらく全て揃っている受験生は多くないと思います。(全て揃っていたらすごい!)かと言って「1つもない」状況ですと、中学受験を通じて親子ともに多くのストレスを感じることになると思います。中学受験を検討している方の参考になるようでしたら幸いです。

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