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「好きなこと」をやりきる。一度きりの人生を後悔しないために。POOLO LOCAL【卒業生取材】

株式会社TABBIPOが運営する人生の豊かさを創り、次世代の旅人を育成するためのオンラインスクール「あたらしい旅の学校 POOLO」。

全4コースの中で、地域と生きるをテーマにした「POOLO  LOCAL」は、地域で活躍する講師が実施する月2回のオンライン形式の講義や、グループ視察フィールドワークを実施。6ヶ月の活動期間の中で、全国に点在する仲間たちとつながり、勉強会やディスカッションを重ね、地域や仕事で通用する「ローカルコーディネーター」を目指すコースです。

POOLO LOCAL1期生の卒業生であり、宮古島でコリビングホステル「MAHHO  TERRACE(まほーてらす)」を運営するまゆしーさんにインタビューしました。

まゆしーさんは、飲食店経営、事務、エンジニア、ライター、マリンショップスタッフなど様々な経歴を経て、現在はご自身で立ち上げたMAHHO  TERRACEの管理運営をしています。

30歳になったタイミングで「死ぬ前に海外に住んでみたい!」という思いを叶えるためオーストラリアにワーキングホリデーに行き海外を満喫するなど、自分の想いにとても素直で明るく自由な印象のまゆしーさん。

そんなまゆしーさんがPOOLO LOCALに参加した理由とは。
そして、POOLO  LOCALに参加したことで得たものとは。

まゆしーさんの視点から見たPOOLO LOCALの魅力、得たものを活かし進んでいく今後の展望についてお聞きしました。


「宮古島でなにかやらないか?」と誘われて挑戦してみた、なにもかもが初めてのゲストハウス運営。


ー宮古島でゲストハウスを運営することになったのは何故ですか?

ゲストハウス「MAHHO TERRACE(まほーてらす)」

「宮古島で一緒になにかやらないか?」
「いいね。やってみよう!」
と誘われてひとつ返事で了承したことがはじまりでした。お互いができそうなことを合わせて言った結果がゲストハウスだったんです。
元々は30歳になる前にワーキングホリデーに行って、帰国したら会社員に戻るつもりでした。
それが「いいね」と返事をしたことから、流されるままにいつの間にかゲストハウスを運営することになったんです。

ーとても素敵な縁があってゲストハウス運営をはじめたまゆしーさんですが、POOLO LOCALに入った理由を教えて下さい。

会社はゲストハウスをはじめるキッカケになった方と2人でやっているんですけど、お互いにホテル運営は初めてだったのでPOOLO LOCALに入って相談相手が見つかるといいなと思ったんです。
POOLO LOCALに参加したのがちょうどオープンの月とかぶっていました。

地域の人も観光客もコミュニケーションが取れる場にしたいと考えていたので、POOLO LOCALの考え方と合っているなと。

ーLOCALは「地域創生」というキーワードが取り上げられますね。地域を盛り上げたいというイメージがありますが……?

そうですね。ゲストハウスを通じて宮古島に移住者が増えたらいいな、という思いはありました。初めはそう考えていたんですけど……後々この考えが変わるんです。また後ほどお話しします!(笑)

オフラインでの交流が、醍醐味!POOLO LOCALの「地域視察」課題とは?


ーPOOLO LOCALではどんな活動をしていましたか?

「地域創生」をメインテーマに入ってくる人の他に、地域ボランティアに参加している人、地域おこし協力隊、すでに地方で何か初めている人……様々な立場の方が参加していましたね。
コミュニティ内で地域ごとに知り合いを増やそうとしている方もいましたし、半分はもう実際に行動を起こしている人達。そんなイメージです。

ーすでにゲストハウス運営を始めたまゆしーさんにとって、POOLO  LOCALに参加していいなと思ったことはありましたか?

LOCALに参加して、ゲストハウス運営をするにあたってやらなければならないことを再認識して一所懸命に取り組めたんですね。

地域のイベントに顔を出したり、ボランティア活動に参加したり……。
改めて地域との関わりを考え、LOCALの仲間達と意見を交換することでモチベーションにも繋がりました。

ーコミュニティ内での相談が出来るのはモチベーションに繋がりますね!
POOLO LOCALはどんな雰囲気でしたか?

毎月講座や課題はあるんですけど、LOCALは他のコースに比べて自由でのんびりしているかなと思います。
ガンガン課題進めて!とかはないです(笑)
課題をやらなくちゃというよりは、「〇〇をやってみよう」といった感じのニュアンスでざっくりしています。
旅を仕事にするというテーマで動いているPOOLO JOBが1番熱量が高く、課題も多いイメージがあるのですが、POOLO  LOCALは割と半年間ゆったりと参加している印象でした。

ー自分のペースで各自進めていく自由なスタイルなんですね。LOCAL参加中に「これは面白い!」と思った課題はありますか?

地域の魅力をプレゼン!

自分の地域をプレゼンするコンペがあったことです。実際に自分で地域の視察をテーマにツアーを組んで他の参加者を案内します。資料を作ることから、説明の仕方まで一から全て自分で作り上げます。コンペなので順位がつくんですけど、とても勉強になり楽しく取り組めた課題でした。

LOCALは視察がメインで、他の参加者とオフラインで会う機会が多いところが醍醐味です。様々な方がいるので色んな話を聞けることもとても面白くてオススメです。

迷子になっていた。自分の方向性を見つめ直すキッカケとなったPOOLO  LOCAL


ーPOOLO LOCALで得た知識は現在のまゆしーさんの活動にどう生きていますか?

はじめに話した通り、私は宮古島に移住者を増やしたいと考えていたのですが、実は宮古島は年々人口が微増しています。なので、私が呼び込む必要性はないと気づきました。
LOCALに参加して、改めて自分が宮古島にできることを考え直しました。
来てくれた移住者が宮古島に住み続けてくれるように、宮古島の中で仕事や生活などの活動が循環するようなコミュニティを作りたいなと思ったんですね。

ー参加がキッカケとなって宮古島の現状を分析することが出来たんですね。迷子脱出は成功した……ように思えますが?

地域創生と聞いても、難しく考えすぎてしまうと面白くなくなってしまうと思って。それから自分のやりたいことや好きなことを進んでやっていたらおのずと地域から声がかかってきたんです。
市役所等の施設から「こういうことをやってくれませんか?」と声がかかったり。いざ協力してみるとその結果、地域活動になっていて好きなことに後から仕事がついてくるという形に。

どんな方向性で運営していくかということがあまり決まっていなかったので迷子になりがちだったんですが、あまりブレずに出来るようになったかな。POOLO  LOCALに参加した中でゴールは達成出来たと思います。

先の見えない未来こそ、想像してみると楽しい。大好きな宮古島に好きを詰め込んだ理想の家「MAHHO  TERRACE(まほーてらす)」


ーPOOLO LOCALで新たに方向性を定められたまゆしーさんですが、今後の目標を教えて下さい。

3年続けば10年続くというので、10年続いてくれたらいいなと。まずはそこが目標です。宮古島って今現在観光地として面白い分かれ目にいて、今後繁栄するか、衰退するのかわからないところにいるんですね。
このまま宮古島と共に沈んでいくのか、うなぎ登りでビックウェーブに乗れるのか……。多分、20年後には答え合わせが出来ていると思うのでとても楽しみです。

ー未来のことを考えるとドキドキしますが、MAHHO  TERRACEは宿泊だけではなくワーキングスペースなども展開しているとか?

カフェとコワーキングスペースを併設しています。観光客だけじゃなく、働き手を呼び込み、宿泊もしてもらう。ワーケーションを目的にくる方は1週間くらい宿泊してくれることが多いので重宝しています。

夕日と満天の星を眺められるビーチがほど近い

MAHHO  TERRACは、私自身がゲストハウスに長期滞在していた経験を活かして作り上げた「こうだったらいいな」を詰め込んだ理想の家です。
MAHHO  TERRACEという家を気に入った人を増やしていって、今後一緒に働いてくれるメンバーが見つかるといいな、なんて考えています。

編集後記


一度きりの人生。後悔しないように好きなことを今、やりたいようにやり切る。そんな、海風のように自由な印象のまゆしーさん。

「もし、明日死んでも後悔しないように」という言葉をまゆしーさんの口から聞いた時に、「自分はそんな生き方ができているだろうか?」と考えました。日々を何気なく過ごしていると、この時間が永遠に続くんじゃないだろうかという思いが生まれますが、明日は必ず保証されたものではありません。

やりたいと思っていても、何かと理由をつけて一歩踏み出せない方へ、柔軟なまゆしーさんの言葉や経験はとても刺激になると感じました。

今、「何かを始めたいけど迷っている」「なかなか一歩が踏み出せない」そう考えていたら。まゆしーさんのように明日を後悔しないような生き方を意識して動いてみませんか。





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