luckin coffee、収益構造のゆくえ
カフェ業界の収益構造に革命をもたらした、中国のluckin coffee。
またニュースになっていたので、紹介してみようと思う。
解説すると、今まで積極的な投資による店舗の急速な拡大と、モバイルオーダーの先行導入で業界のトップを争う規模にまで成長したluckin coffeeだったが、ビジネスモデルが成熟しつつあることなどから、新しい商品カテゴリでの挑戦を始めた、と考えられている。
この企業はとにかく投資、一も二もなく投資をすることで、業績が赤字になっても店舗数を拡大し続け、そのブランドの知名度を上げていった。
今や中国国内のスターバックスの店舗数をも超えている。
その試みの甲斐あり、ある程度ブランド認知度が高まったことから、次なるフェーズ、つまり業績を黒字にする方向にシフトした、という話だ。
もっとも、このドリップバッグがリリースされたのは昨年のクリスマスのことなので、タイムリーな話題ではないが。
luckin coffeeの店舗で使用されているコーヒー豆は、世界各国のワールドバリスタチャンピオンがチームを組んでブレンドした豆を使っている。
しかし、今回のドリップバッグの豆に関しては、エチオピアのイルガチェフェ、エチオピアのシダモなど、シングルオリジン、つまりブレンドではなく単一の品種の豆を使うようだ。
この点を見る限り、値段はそこまで高くはないが、より高級志向な位置付けなのかもしれない(ギフト向けであることからもそれが伺える)。
この企業がどのようにして収益を上げるのか、世界中のコーヒー業の人間から注目が集まっている。
今後も注視していきたい。
ところで、その今回リリースされたドリップバッグ、デザインがめっちゃカワイイ。
画像を転載するのが気が引けたので公式微博のリンクをそのまま貼ったが、興味がある方は是非ご覧いただきたい。
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