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名前の由来〜喫茶結社〜

「なんで喫茶結社って名前なの?」

そう聞かれることがある。

確かに、端から見たら不思議な、というかちょっと恥ずかしい屋号ではないだろうか?
領収書だって貰いづらくて仕方ない。


喫茶結社という屋号を最初に用いたのは2019年の5月。

インドネシアにおける1年強の勤務を終え、帰国後一週間で実施したポップアップ喫茶の時だ。

インドネシア滞在当時、帰国したら月に一度はポップアップ喫茶をやろうと決めていた。
そして、連続でやるならばその回ごとに名前を変えるのではなく、シリーズを通しての名前が欲しいと思っていた。

そこで参考にしたのは、『今日のエア喫茶店』。
滞在当時、妄想でカフェをつくってはnoteに投稿していた。
その数、100ちょっと。
100個もあれば1個くらい気に入った名前というものもある。

それがこれ。

『珈琲結社 high color』という名前。
誰かと一緒に一つのカフェをつくるから、結社。その考え方が気にっていた。

コーヒーより場所をつくりたいから「喫茶」に変えて、冗長だから「high color」は消した。

喫茶結社。

悪巧みっぽい感じが気に入っている。


ただ、本音を言えば、この屋号をそこまで広めるつもりはなかった。

むしろ、ポップアップ喫茶の連作名みたいな位置付けにして、他の屋号をちゃんと考えようと思っていた。

なんせ、私の厨二病的センスが爆発してしまっている。

恥ずかしいのだ、普通に。

けれども、この名前を未だに使っている。
2つの出来事がきっかけだ。

一つは、友人の一言。

まだ喫茶結社を初めて間もないころ、友人に「今こういうことをやっている」と説明し、「喫茶結社って名前なんだけど…」と小声で添えた。

すると友人は「なにその名前。めっちゃかっこいいじゃん」と言ってくれた。
私は驚いて思わず彼の顔を見たが、真顔、本気で言っている顔だった。

この名前が誰かに刺さることがあるのか、と私は驚き、嬉しかった。

もう一つは、初対面の方に言われた一言。

喫茶結社を続けてしばらくして、noteやTwitterで繋がっていた方々と実際にお会いする機会が何度かあった。

そのなかのあるとき、自己紹介をしてもアカウントと私が相手の方のなかで一致しないということがあった。

そりゃそうだ。私からしたら尊敬する相手でも、相手からしたら私は沢山いるフォロワーの一人でしかない。

しかし、「喫茶結社って屋号で…」と言添えた途端「ああ!分かりました!」と分かっていただけたのだ。

この時初めて、「喫茶結社って名前、便利じゃん!」と思うようになった。


まあ、今でも多少は恥ずかしい名前だけれど。

けれども、恥ずかしい名前で好き勝手自由にやっているのを見たら、「あれでもいいんだ」と思う人もいるかもしれない。
それで誰かの気持ちが少しでも楽になるなら儲け物だろう。


ということで、我々は喫茶結社。

主宰一人しかいないじゃないかって?

いやいや、喫茶結社は主宰である私とシンパの皆様で喫茶結社なので。

お店はお客様がいなくちゃ成立しないから。

さて、また悪巧みをしなければ。



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